みんながパソコン大王
雑談<NO.329>
みんながパソコン大王 |
総 合 | 目 録 | 趣意書 |
表題一覧表 |
NO | 表題 | 起稿 | 起稿日 |
雑談NO.330 | |||
2969 | 「GT-R」と張り合ったマツダ「ファミリアロータリークーペ」羊狼の心臓は「コスモスポーツ」と同じ2ローターREでした | 磯津千由紀 | 22/08/14 |
2968 | 好きが高じて自費で建設「ジムニー歴史館」…海外ラリーでも知られる館長とは | 磯津千由紀 | 22/08/14 |
2967 | 森永乳業・カゴメ・キユーピー・雪印メグの機能性論文を調査、飲水に等しい科学的根拠も(有料記事で尻切れ) | 磯津千由紀 | 22/08/14 |
2966 | 掛川市・袋井市の共同の病院の中東遠総合医療センターで新型コロナのクラスタ | 磯津千由紀 | 22/08/12 |
2965 | 熱帯低気圧は台風8号に変わりました | 磯津千由紀 | 22/08/12 |
2964 | 8月5日(金)のNHK総合テレビのフェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」 | 磯津千由紀 | 22/08/11 |
2963 | <コロナ対策>ファイザー飲み薬、投与敬遠 併用不可多く「改善必要」(産経新聞) | シバケン | 22/08/11 |
2962 | 7月31日(日)、「テレメの広場」バックアップ、「ふっこう支援掛川」総会、新コロ4回目予防接種 | 磯津千由紀 | 22/08/09 |
雑談NO.328 |
NO.2962 7月31日(日)、「テレメの広場」バックアップ、「ふっこう支援掛川」総会、新コロ4回目予防接種<起稿 磯津千由紀>(22/08/09)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/09 (Tue) 23:24
こんばんは。
1999年開設の掲示板「テレメの広場」は、teacup.のレンタル掲示板(有料)を使用していましたが、teacup.が8月1日(月)13時でサービス終了することになりました。
掲示板過去ログ公開は当然として、新掲示板への引っ越しを逡巡の上で5月に決定しました。
しかし私が脳梗塞で倒れて入院したため、日程が狂って仕舞いました。
掲示板移転は、7月27日(水)に、仮に済ませました。まだ、設定修正が多々必要な状態ですけど。
<参考=新・テレメの広場>
問題は、過去ログづくりです。
其の前段階として、9145件の投稿を、バックアップする必要があります。
此のバックアップ作業が中途で、7月31日(日)朝は徹夜明け。
0942レガシィ・ランカスター6発車、晴れ。
0951掛川市生涯学習センターに着、晴れ。裏口(荷物搬入口)脇のPに駐車。
0954担い手の部屋1・2に着。
「ふっこう支援掛川」(旧・東日本大震災支援掛川市民の会)通常総会です。
会費1000円を支払。
増田県議が来ていました。(東堂元県議は、顧問を辞めた由。昨年、県議を辞して掛川市長選に立ったが、カリスマだった前々々市長の莫迦息子に地盤を喰われたこともあって落選した。)
1001総会開会。
私が2016年10月9日(日)から99年間無償貸与してるLet’s note W7(Core2 Duo U7600 1.2GHz、Windows
10)を、まだ使っていました。今年度は、更改の予定なしといいます。
旧式なれどまだまだ役に立つと言われ、2台目のスレートパソコン(タブレット)未使用dtab d-01Gとキーボード付きケースを99年間無償貸与しました。因みに、1台目は2018年10月14日(日)に99年間無償貸与しました。譲渡でなく貸与なのは、会の「資産」に計上しないためです。
1109総会終了。幹部2名と、喫茶店cafePITで昼食を摂ることにしました。
9月の定例会は、大須賀の新拠点で、駐車場が遠いので、私は欠席です。
他の人(健常者)は、担い手の部屋の清掃です(無償で会場を使わせて貰う代わりに年1回の大掃除を要求されてる)。私は、1119に退出しました。
1122発車、晴れ。
1126喫茶店cafePIT(開店1130)に着、晴れ。
7月23日は店主の誕生日で、今年はシャトレーゼのショートケーキを4個持ってきましたが、9年前の誕生日プレゼントの32型テレビ受像機は、今も元気で、テレビ放送も偶に映しますが、主に別途プレゼントしたノートパソコンのモニタとして、客にWebサイトやYouTube動画などを見せるために、活躍してます。尚、同時にプレゼントしたアイ・オー・データ機器の挑戦者RockTube(YouTube視聴専用のセットトップボックス)は、とうに壊れましたが、其の後にプレゼントしたノートパソコン(現在2代目)があるので、役目を終えました。
さて、1204ふっこう支援掛川の幹部2人が来ました。
私は、アイスコーヒーと、ホワイトソースのパスタで、1000円。
2人に、「磯津リサーチ」の販促用の名入れクリップオンマルチ(ゼブラの、4色ボールペン+シャープペンシル)を1本ずつプレゼント。
1300小用。
1308、2人が帰りました。私は、予防接種まで時間潰し。
1402退出、車内はサウナ状態。
1410発車、晴れ。
1415新型コロナワクチン接種会場の徳育保健センターに着、晴れ。障害者Pも満車で、遠くに駐車。(アポ1430)
1426受け付け。
1431問診。(Dr.岡田裕矢子)
1436左肩に接種。因みに、1回目と2回目はファイザー、3回目と今回4回目はモデルナ。
そして30分待機、暑い。
気分が悪くなって(多分、寝不足のせい)、1457車椅子でベッドへ。
血圧測定2回。
Dr.岡田の診察。
1520ナースの指示で、ベッドに座りました。
1525ナースが接種済手続に。
1529ナースの指示で、ベッドから降りて歩き始めました。
1530~1531座ってDr.の判断待ち。
1531建物を出、晴れ。
車内はサウナ状態でした。
車内で甘い無糖の缶コーヒー(WONDA)。
1540発車。
1543~1548ファミリーマート柳町店、晴れ。
作業しながら食べられるように、夕食用の厚切りロースかつサンド398円。普段はレタスサンドなどですが、エナジー補充のために「肉」を摂ることにしました。保冷ショッピングバッグに入れました。
喫茶店cafePITで休憩することにしました。
1551cafePITに着、晴れ。
アイスティーとワッフル600円。
1640小用。
アイスコ-ヒー400円。
1733発車、晴れ。
1746帰宅、晴れ。走行16キロメートル。
「テレメの広場」バックアップの続き。
1855厚切りロースかつサンド。
「テレメの広場」バックアップの続き。
0250バックアップ終了(9145件)。
疲れて、ちゃんとバックアップできてるかのチェックは実施できませんでした。
0255就寝前の薬。
0445消灯。
NO.2963 <コロナ対策>ファイザー飲み薬、投与敬遠 併用不可多く「改善必要」(産経新聞)<起稿 シバケン>(22/08/11)
【シバケン】 2022/08/11 (Thu) 21:31
厚生労働省の、審議で、専門家筋が、承認しても、現場の医者が、使い難いなら、使わんです。
<表>
米ファイザーの新型コロナ飲み薬は活用が低調
>新型コロナウイルス流行の「第7波」では、ワクチンとともに2種類の飲み薬が重症化予防の切り札になっている。ただ、世界保健機関(WHO)も使用を推奨する米ファイザー社の治療薬は活用が低調で、第7波での投与実績は米メルク社製の10分の1以下。併用に注意を要する薬が多数あり、医療現場で敬遠されているとみられる。コロナ治療に当たる感染症専門医は「コロナ診療を一般医療に近づけるためにも、専門医以外でも幅広く活用できる仕組みづくりが不可欠だ」と提唱する。
>国内のコロナ感染症の飲み薬は、メルク社の「ラゲブリオ」(モルヌピラビル)とファイザー製の「パキロビッド」があり、軽症患者の重症化予防を目的に医師が処方する。両剤は安定供給の観点から国が管理してきたが、ラゲブリオは近く一般流通が始まる見通しとなった。
>厚生労働省によると、9日時点の使用実績は、ラゲブリオが約38万4700人分に対し、パキロビッドは約2万6200人分。第7波直前(6月22日時点)からの増加分でも大きな開きがあり、それぞれ約18万4100人分、約1万6300人分となっている。また、パキロビッドを扱う医療機関と薬局は全国約1万4700施設で、ラゲブリオ(約5万5800施設)の4分の1程度しかない。
>埼玉医科大総合医療センターの岡秀昭教授は「パキロビッドはラゲブリオを取り扱った実績がなければ薬局に配分されない。この仕組みも普及を遅らせている要因だ」と指摘。「コロナは感染症専門医以外も診療しており、今後はさらに一般医療に近づける必要もある。高い効果がある薬剤を専門医らでしか使えない状況は改善すべきだ」と強調する。
>パキロビッドは一部の抗不整脈薬や抗てんかん薬など同時に使用できない薬が約40種類あり、併用に注意が必要な薬剤も多い。ただ、治験での入院・死亡リスクの低減効果はラゲブリオが3割、パキロビッドが9割。WHOは4月、パキロビッドを高齢者、免疫不全患者らに対する「今までで最善の治療法だ」とし、強く推奨するとの見解を発表した。
>岡氏によると、パキロビッドとラゲブリオを直接比較したデータはないが、パキロビッドの有効性が高いと推定できるという。同センターではパキロビッドか点滴薬「レムデシビル」を使用し、ラゲブリオの処方は少ない。
>岡氏は「含有成分に薬の血中濃度を高く維持する効果があるため注意が必要だが、慎重に判断すれば処方できる。抗不整脈薬などは中止しづらいが、コレステロール値を下げる薬などは一時服用をやめ、時間を空けて再開するなどの工夫が可能だ」と説明。その上で専門医でなくても投薬を検討できるようにするため、薬剤の優先順位や併用時の注意点などを示した質の高い実践的なマニュアルを作成するよう政府に求める。
>政府はラゲブリオを約160万人分、パキロビッドを約200万人分確保しており、使用量と比べて十分な余力がある。ただ、爆発的な感染拡大で1種類の薬に使用が集中すれば供給が一時的に滞る恐れもあり、代替薬の確保は重要だ。
>岡氏は「パキロビッドは調剤時の確認も重要で、薬剤師と医師の連携が必須になる。処方時もチェックリスト記入などの事務手続きが煩雑で、現場で敬遠される要因になっており、改善が必要だ」と話している。
<参考=「ファイザー飲み薬、投与敬遠 併用不可多く「改善必要」」(産経新聞)>
(22/08/11)
【シバケン】 2022/08/11 (Thu) 22:37
<副題=諸般の経過より、日本の歪さ、明白。>
<参考=NO.1493 <コロナ治療薬・飲み薬>塩野義、年内申請へ 来年3月までに100万人分>
(21/09/29)
<22/08/11>現在、未承認状態。
<参考=NO.1534 ≪新型コロナ≫ファイザーも飲み薬 米で承認申請>
(21/11/17)
当薬、22年当初に、日本でも認可申請され、通過<!>
NO.2964 8月5日(金)のNHK総合テレビのフェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」<起稿 磯津千由紀>(22/08/11)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/11 (Thu) 22:18
こんばんは。
○○で癌が治る、新型コロナは只の風邪、など、適切な治療を否定して科学的な根拠がない療法を薦める本が蔓延していますが、憲法で保証されてる出版の自由のために規制できません。
大新聞に広告が載ってれば、信用できる本だと思ってしまう人が多いといいます。
出版社によって校閲のレベルは大きく違うとのこと。中には、著者の主張をチェックしてない出版社もあるとか。
人は「正しい情報」ではなく「欲しい情報」を信じたがる由。
8月5日(金)2200~2243放映。
NHK受信契約してれば、明日8月12日(金)2243まで、NHKプラスで無料で見られます。
> 世の中にあふれる情報の中から、信頼できるものを見極めるにはどうすればいいか。今回のテーマは医療情報を扱った「本」について。よく「ネット情報は玉石混交」と言われるが、本の情報はどうなっているのか?実態を取材し、すぐに役立つ対策を紹介▼「新型コロナワクチン」に関する本を徹底検証すると驚きの結果に▼“科学的根拠が不十分な本”に翻弄された家族を取材。信じてしまった理由とは?▼公共図書館の知られざる苦悩
<参考=「フェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」」(NHKプラス)>
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 03:15
こんばんは。
NHKプラスの無料視聴は終了しました。NHKオンデマンドで220円で見ることが出来ます。
<参考=「フェイク・バスターズ「“出版の自由”と医療情報」」(NHKオンデマンド)>
ところで、こんな時間に起きてるのは、台風8号に備えてではなく、右手の薬指を百足(?)に刺され、キンカンを塗っても傷くて、寝付けないからです。
NO.2965 熱帯低気圧は台風8号に変わりました<起稿 磯津千由紀>(22/08/12)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/12 (Fri) 07:10
おはようございます。
明日13日に最接近予定。
画像は6時の時点の台風経路図(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/12 (Fri) 19:41
<副題=台風8号は明日13日(土)に接近の見込み>
こんばんは。
台風8号は、明日8月13日(土)に本州に上陸し、晩に静岡県を通過する、可能性が大です。
画像は、18時の時点の台風経路図(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2022/08/12 (Fri) 21:42
こんばんは。
線状降水帯の恐れの発表です。
<参考=「令和4年 台風第8号に関する愛知県気象情報 第3号 2022年08月12日16時50分 名古屋地方気象台発表」(気象庁)>
> 台風第8号は、13日には東日本太平洋側に上陸するおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、うねりを伴った高波に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風、落雷、降ひょう、強風に注意してください。なお、東海地方では、13日日中には、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 00:59
<副題=台風8号は8月13日(土)昼前後に静岡県に上陸の可能性が大>
こんばんは。
画像は深夜0時の時点の台風経路図(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 07:56
<副題=台風8号は今日8月13日(土)昼前後に静岡県に上陸の見込み>
おはようございます。
画像は6時の時点の台風経路図。
【パソコン大魔神】 2022/08/13 (Sat) 09:17
磯津千由紀さんへ
掛川が標的になっていますね!。
名古屋方面に一旦逃げるべきかと思います。
ジャガーも”猫族”なので、水は苦手だと思います。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 11:02
<参考=台風8号、間もなく静岡県に上陸の見込み>
こんにちは。
画像は9時の時点の台風経路図(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 11:55
<副題=続:台風8号、間もなく静岡県に上陸の見込み>
こんにちは。
画像は11時10分の時点の雨雲レーダ(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 13:14
<副題=13時現在、そろそろ、台風8号は静岡県の御前崎に上陸か>
こんにちは。
画像は、正午の時点の台風経路図(気象庁)。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/13 (Sat) 14:41
<副題=WNIからの情報(14時半)>
こんにちは。
> 台風8号 ここへの影響 静岡県掛川市
> 台風との距離
> 現在 40km
> 最接近時 10km 13日(土)13時頃
> 暴風域に入る時間 ウェザーニュースの独自予想では暴風域内に入らない見込みです
> 強風域に入る時間 13日(土)0時頃 〜 13日(土)20時頃
【パソコン大魔神】 2022/08/13 (Sat) 21:44
磯津千由紀さんへ
お~い、大丈夫か?
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2022/08/13 (Sat) 23:37
パソコン大魔神様、こんばんは。
台風の脅威が去ったので、百足で眠れなかった昨夜のぶん、一眠りしてました。
NO.2966 掛川市・袋井市の共同の病院の中東遠総合医療センターで新型コロナのクラスタ<起稿 磯津千由紀>(22/08/12)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/12 (Fri) 23:29
こんばんは。
今日8月12日(金)のテレビ報道では120名のクラスタと言ってた記憶があるのですが、Webでは人数の記述は見付かりませんでした。
<参考=「当院入院患者さまと職員の新型コロナウイルス感染について(第四報)」(中東遠総合医療センター、8月1日)>
<消滅・22/08/31>
NO.2967 森永乳業・カゴメ・キユーピー・雪印メグの機能性論文を調査、飲水に等しい科学的根拠も(有料記事で尻切れ)<起稿 磯津千由紀>(22/08/14)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2022/08/14 (Sun) 00:17
こんばんは。
氾濫する機能性食品は...
> 機能性表示食品をめぐり、多くの食品メーカーが科学的根拠が不十分な臨床研究論文(以下、論文)を公表している可能性があることが分かった。そこで日経クロステックは、2022年春に販売されていた「鼻の不快感を軽減させる」という機能性を表示する製品の科学的根拠について調査した。具体的には、次の4製品を取り上げた。森永乳業「ビヒダスヨーグルトKF」、カゴメ「野菜生活100
Care+(ケアプラス)柑橘mix」、キユーピー「ディアレ」、雪印メグミルク「乳酸菌ヘルベヨーグルト」である(図1)。
<写真「図1」省略>
> 各メーカーが消費者庁に届け出た研究レビューで、機能性の科学的根拠としている論文5報(いずれも、各メーカーの研究者が著者に含まれている)を入手し、医師と臨床統計の専門家に評価を依頼した(図2)。
<写真「図2」省略>
> 鼻のアレルギーを専門とする都内大学病院耳鼻咽喉科勤務の医師は、森永乳業とカゴメ、キユーピーの3社の論文について、「不適切と考えられる点が多数ある」と指摘。雪印メグミルクの論文については、「一般的な医学論文と比べるとかなり質が劣るが、他の論文よりはましといえる」(同氏)とコメントした。臨床統計の専門家も同様に3社の論文については質が低いと、医師と評価が一致した。
> 学術雑誌の査読を通っているにもかかわらず、3社の論文はなぜ質が低いのか。実はこれらの論文はいずれも、第1回の記事で言及した採択率が9割の商業誌に掲載されたものであり、結果の妥当性について十分な審査を受けていない恐れがある。雪印メグミルクの論文のみ別の英文ジャーナル(論文誌)で発表された。臨床統計学が専門の大阪公立大学医学研究科臨床医科学専攻教授の新谷歩氏は、3社の論文について「標準的なメディカルジャーナルに投稿したら、恐らくリジェクト(不採用)されるだろう」とみる。
≫ 機能性表示食品の瑕疵(1)
≫ 揺らぐ機能性表示食品への信頼、薄い科学的根拠で「論文採択率9割」
> 日経クロステックが3社に取材を申し込んだところ、森永乳業とカゴメはそれぞれ「回答に正確を期すため」、「当製品がまもなく生産終了するため」として書面で回答。キユーピーのみ取材に応じた。キユーピーは、「複数の専門家に論文を確認してもらい、妥当性を確認した上で製品販売に至った。発売後、ユーザーから鼻の不快感が軽減されたという好意的な声が寄せられている。今後、より自信をもって製品を届けられるよう、引き続き研究を進めていく」とコメントしている。
> 「有意差がみられない方がおかしい」
> 各論文は、機能性関与成分に関するランダム化比較試験(RCT)の結果を報告したもの。RCTとは、医薬品や食品などにおける臨床試験で、多数の被験者を試験品(今回の場合は機能性関与成分)を摂取する介入群と、試験品に似せた「プラセボ(偽薬)」を摂取する対照群の2グループにランダムに分けて、有効性や安全性を調べる。
> 各専門家が指摘した問題点は大きく2つある。
≫ (1)評価項目を多数設定して不適切な多重検定を行っている
≫ (2)解析除外者を多数出している
> これら2点は臨床試験のルールに反した行為であり、エビデンスの質(検証結果の信頼性)の低下を招く。
> まず、(1)の評価項目を複数設定して不適切な多重検定を行っているという問題点から説明しよう。
> 臨床研究の世界では、「この治療は有効である」という仮説を完璧に証明することは難しい。そのため、「この治療は有効ではない」という仮説を立てた上で、得られたデータからこの仮説を棄却することで、治療の有効性を証明するアプローチがとられる。より詳細には、「得られた臨床試験の結果がどのくらい得にくいものか」を表す確率(p値)が、ある水準(有意水準)以下だと証明すればよい。p値が有意水準を下回った(つまり、望ましい結果が出た)場合のことを「有意差がある」という。有意水準は慣例的に5%にする場合が多い。
> 多重検定とは、その名の通り、こうした検定を多数実施することである。「評価項目を10個設定し、そのうち1個でも有意差がみられたら『有効である』とみなす」などがそうだ。すると、当然ながら「数打てば当たる」式に、偶然にも有意差がみられる(肯定的な結果が出る)確率が上昇してしまう。
> 例えば、10個の評価項目に対してそれぞれ有意水準5%で検定した場合、個々の検定が独立†であれば、そのうちの少なくとも1つの項目で(本当は有効ではないのに)偶然有意差がみられてしまう確率は、1-0.9510=約40%になる。これでは、実質的に有意水準が5%ではなくなり、正しい有効性検証ができなくなってしまう。やむを得ず多重検定する場合は、「個々の検定の有意水準を厳しく設定し、全体に対する有意水準が5%になるように調整する必要などがある」と、新谷氏や横浜市立大学医学部医学科臨床統計学准教授の山本紘司氏は指摘する。
> 今回の臨床試験は、論文によって多少のばらつきはあるものの、40~100人の被験者(健康な成人男女)に試験品またはプラセボを摂取させ、4~6個の評価項目(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状スコア)を、数週間おきに2~8回測定するというものだ。
> 最も検定回数が多かったのはカゴメの論文で、合計48回検定している(6項目に対して4時点で、実測値と変化量の2つを検定)。カゴメは2本の論文を作成しているが、有意差がみられたのは両論文とも48回中1回だった。
> 有意水準を5%として48回検定を実施した場合、個々の検定が独立であれば、少なくとも1回、偶然にも有意差がみられる確率は、1-0.9548≒約91%となる。これを分かりやすく言えば、「ただの水を飲ませる臨床試験を実施しても、これらの論文と同様の結果が高い確率で得られる」(新谷氏)ということだ。
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<参考=「森永乳業・カゴメ・キユーピー・雪印メグの機能性論文を調査、飲水に等しい科学的根拠も」(日経クロステック有料記事、8月5日)>
NO.2968 好きが高じて自費で建設「ジムニー歴史館」…海外ラリーでも知られる館長とは<起稿 磯津千由紀>(22/08/14)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2022/08/14 (Sun) 00:39
こんばんは。
ジムニーには熱狂的ファンが多いですけど、此処までやる人は極めて少ないです。
> スズキの小型四輪駆動車「ジムニー」にほれ込み、ジムニーを約30台展示する博物館を建てた男性が神奈川県藤沢市にいる。同市用田の県道45号沿いにある、真っ白い壁面が特徴の「ジムニー歴史館」。館長の尾上茂さん(75)は、ジムニーで海外でのラリーに出場したこともあるジムニー・マニアで、「歴代ジムニーを集めた施設を作り、多くの人にジムニーの魅力を知ってほしい」と、2018年8月にオープンした。車好きの記者が、現地を訪ねてみた。(デジタル編集部 長野浩一)
> マニアだけでなく、女性にも人気
> 1970年に誕生したジムニーは、小型ながらはしご形の骨格(ラダーフレーム)にボディーを載せた頑強な構造と、悪路走破力の高さから、往年のマニアだけでなく、近年は街乗りやキャンプなどを楽しむ女性(通称・ジムニー女子)からも高い支持を受けている。2018年7月に登場した現行型(4代目)は、メーカーの予想を上回る注文がある人気ぶりで、世界的な半導体不足による影響もあって、注文してから納車されるまでに約1年かかるという。すぐに納車可能な現行型の中古車が、新車より高い値段で取引されることも珍しくないほどだ。
> ファンが多いジムニーだが、個人が作った「ジムニー歴史館」という話を聞きつけ、現地を訪ねた。建物の中に入ると、黄色いジムニーが入り口に鎮座していた。スペアタイヤは助手席の背もたれの真後ろにあり、荷台には左右のタイヤハウスの上に折りたたみ式の小さなイスがあり、互いに向き合う格好。製造から50年近くたっているにもかかわらず、ボディーは輝きを放っていて、まるで新車のようだ。「わざわざ遠くまで、おつかれさまです」。館長の尾上さんが笑顔で迎えてくれた。
> 希少車や改造車、レース車両など個性的なラインアップ
> 館内には、初代から3代目の軽自動車のジムニーを中心に、約30台を展示。ジムニーの海外仕様「Samurai(サムライ)」や、オーストラリアから取り寄せ、修復した「ジムニー・トラック」などの希少車、雑誌の企画でジムニーをフォードの四輪駆動車・ブロンコ風に改造した「ブロンコ号」、ボンネットから丸いライトが目のように飛び出たボディーキットをまとった「SANTA MONICA(サンタ・モニカ)」などの変わり種もあり、来場者を飽きさせない。ライバル車の三菱「パジェロ・ミニ」を「比較用」として隅の方に置き、パジェロ・ミニが「四輪駆動は不要」という購入者の要望に応え、二輪駆動モデルを設定したのに対抗し、スズキが販売したジムニーの二輪駆動モデル「J2」を展示するなど、ライバル車がジムニーに与えた影響にも触れている。
> 入り口近くの壁には、展示車両の説明パネルを年代順に並べた巨大な「年表」が掲示してあり、ジムニーの歩みを紹介。ジムニーのボディーを取り外し、ラダーフレームとエンジン、駆動系、タイヤのみにして、構造を分かりやすく紹介したコーナーのほか、ジムニーのミニカーやプラモデルを陳列した棚もマニア心をくすぐる。尾上さんは「オリジナルにこだわらず、改造した車両や、愛情を注ぎ、板金作業やなくなった部品を作り、よみがえらせた車両も多い。私のもとに集まってきた車たちの外観の違いだけでなく、ジムニーという車の、構造としての素晴らしさも知ってもらいたい」と語る。
> 好きが高じて専門店を経営。ジムニーで海外のラリーに出場したことも
> 「子どもの頃から乗り物が好きだった」という尾上さんは、22歳の時、自動車整備工場「尾上自動車」を創業。三菱・ジープでダート走行などを楽しんでいたが、小さなジムニーが軽快に走る姿に魅力を感じ、1981年、モデルチェンジしたばかりの真っ赤な2代目ジムニーを購入。乗り心地を良くするリーフスプリングや、馬力をアップさせるマフラーなどを、このジムニーを使って開発し、市販した。ジープやトヨタ・ランドクルーザーなどの大型車両よりもジムニーを扱う機会が増えたことから、1988年に、ジムニー専門店「オノウエ自動車」となり、2001年には「Auto Parts Import Onoue」の頭文字を取り「APIO(アピオ)」に社名を変更した。
> 一方、国内で開催された数々のオフロードレースにジムニーで参戦。スズキの四輪駆動車・エスクードで「世界一過酷なラリー」と呼ばれるパリ・ダカールラリー(通称・パリダカ)に1997年から2005年まで参戦し、3度の完走を果たした。
> 尾上さんは「やるからには大好きなジムニーで海外のラリーに出たい」との思いで、2011年から4年間、モンゴルのゴビ砂漠が舞台の「ラリー・モンゴリア」にパリダカのレジェンド・菅原義正さんと一緒にジムニーで出場。尾上さんと菅原さんによる「小さな四輪駆動車」でのデッドヒートは大会の名物になった。2人に敬意を表して「ジムニークラス」ができ、ジムニーで参加する仲間も増えたという。館内には、尾上さんがラリー・モンゴリアを走った車両や、写真なども展示し、ジムニーの競技車両としての一面も、じっくり観察することができる。
> 尾上さんの「大好きなジムニーの展示施設を作りたい」という夢は、自宅近くに広さが適当な土地が売りに出たことから具体化し、2階建ての建物を新築。車両を2階に上げることができるリフトを備え、外装、内装、エンジンなどをピカピカに整備した歴代のジムニーを集めた。「相当な金額がかかったのでは」と質問を向けると、「まあ、いっぱいお金は使いましたね」とほほえんだ。車の前で説明する時より、ジムニーの運転席に座り、ハンドルを握りながら話すと冗舌で、笑顔になる尾上さんの姿に「ジムニーを本当に愛しているんだな」と感じた。
> 歴史館のスタッフとしても尾上さんを支える妻、ちづ子さん(72)は「自分の好きなことにとことんこだわるのは素晴らしいこと。私自身、ジムニーは3台乗り継ぎましたし、海外ラリー参戦の背中を押したのも私です」と語り、茂さんと一緒に、大きな夢をかなえたという達成感に満ちあふれていた。
> 今後の夢を聞いてみた。茂さんは「今まで、レース活動を支えてくれたスズキの前会長・鈴木修さん(現・相談役)に遊びに来てもらいたい」と語り、ちづ子さんも「一緒に直接、お礼の気持ちを伝えることができればうれしい」と話した。鈴木・前会長に2人の思いが届く日は、そう遠くないだろう。
> ◇
> ジムニー歴史館の所在地は、神奈川県藤沢市用田2140。開館時間は木~日曜の午前10時~午後5時。月~水曜と年末年始、夏季の休館(今年は8月13~17日)もある。入館料として、大人1人1000円の寄付をお願いしている。電話0466・90・3011。詳細はジムニー歴史館のホームページ(https://sites.google.com/view/jimny/)へ。
<参考=「好きが高じて自費で建設「ジムニー歴史館」…海外ラリーでも知られる館長とは」(読売新聞、8月2日)>
NO.2969 「GT-R」と張り合ったマツダ「ファミリアロータリークーペ」羊狼の心臓は「コスモスポーツ」と同じ2ローターREでした<起稿 磯津千由紀>(22/08/14)
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/14 (Sun) 12:59
こんにちは。
1000ccクラスの車体に1000ccのREを積んだのだから、狼だったでしょう。
マイナーチェンジで意匠は変えずに横幅を広げたような記憶があります。
因みに、次代では、1300ccのファミリアに1200ccのREを積んだモデルにはファミリアではなく「サバンナ」の呼称が与えられました。
私は此の2代のファミリアに無縁でしたが、初代ファミリアは運転したことがあり、サスの出来が悪くて怖い目に遭って、所詮は東洋工業はオート三輪のメーカだなと思ったものです。
> この記事をまとめると
≫ 1968年に登場したマツダ・ファミリアロータリークーペ
≫ コスモスポーツに続く、ロータリーエンジンを搭載していた
≫ モータースポーツの分野でも大活躍した1台
> 「RE恐るべし!」をアピールしたファミリアロータリークーペ
> 世界で初めてロータリー・エンジン(RE)の量産化に成功した東洋工業。フラッグシップ・スポーツカーとして1967年に発売したコスモスポーツは、世界初のマルチ・ローター搭載車としても知られています。今回はそれと同じエンジンを搭載したコンパクトな2ドアクーペ、ファミリア・ロータリークーペを振り返ります。
> コスモスポーツで実現した2ローターREをよりポピュラーな存在に
> 軽3輪トラックで戦前から自動車産業に携わってきたマツダ(当時は東洋工業)は戦後も軽3輪トラックを主力商品に据えながら小型4輪トラックを開発。少量生産したのち、1960年に登場した軽乗用車のR360クーペで軽4輪乗用車市場に進出しています。
> さらに1962年には大人4人が乗れる軽乗用車、キャロル360で4輪市場に本格進出。その後、1963年に小型商用車のファミリア・バンを発売し、翌1964年にはその乗用モデルであるファミリア・ワゴンと、本格的な乗用車となるファミリア4ドアセダンを登場させました。その後もファミリア2ドアセダン、ファミリア・トラック、そして1000ccエンジンを搭載したファミリア・クーペや4/2ドアセダンの1000cc版などを立て続けに投入し、ファミリア・シリーズの充実を図ったのです。
> そのファミリア・シリーズは1967年に初のモデルチェンジを受けスタイリングを一新。エンジンも1000ccに一本化され、のちに1200ccモデルも追加投入されて上級シフトが明らかになっています。そんな2代目ファミリアの、トップモデルとなったのがコスモスポーツと同じ2ローターのREを搭載したファミリア・ロータリークーペです。
> ちなみに、フルモデルチェンジで2代目が登場した時点では、初代モデルのトップグレードだった2ドアクーペは存在していなく、ファミリア・ロータリークーペがシリーズ唯一の2ドアクーペでした。ロータリークーペが登場した3カ月後に1200ccのレシプロ・エンジンを搭載してラインアップに加えられています。登場のタイミングからは、同時開発ながらロータリークーペに主力が置かれ、その分先行したということでしょう。
> ファミリア・ロータリークーペのメカニズムで最大のポイントはやはり、REを搭載していたことです。ということでまずはREの解説から始めます。REの基本特許は発明者であるフェリックス・ヴァンケル博士がNSUと共同開発したヴァンケル・エンジンが原点となっています。
> ただし彼ら自身も、その基本特許を購入したほとんどの自動車/2輪車/汎用エンジンのメーカーも、熟成されるまでの開発を完了することができませんでした。運転を続けていくとローターハウジングの内面に、ローターによって“チャターマーク”と呼ばれるひっかき傷をつけられてしまうという問題点が解決されなかったのです。
> 基本特許購入者の中で唯一、その“チャターマーク”の問題を解決したのがマツダでした。その自負もあって、欧米ではヴァンケル・エンジンと呼ばれることも多かったエンジンを、マツダではロータリー・エンジンと名付けていて、今ではそれが一般的な呼び名となっています。
> NSUが1964年に発売したヴァンケル・スパイダーに、RE搭載モデルの“市販第1号”の座は譲っていたもののマツダが1967年5月に発売したコスモスポーツは、世界で初めてマルチローターのREを搭載した市販モデルとして自動車史にその名を残すことになりました。
> もっとも、ヴァンケル・スパイダーも、NSUが第2弾として発売したRo80も、工業製品としては“未完成”だったとの評価もあり、REを完成の域にまで熟成させたマツダの技術者に対しては、世界的にも高い評価が与えられているようです。
> コンパクトなボディにハイパワーなエンジンを極めたファミリア・ロータリークーペ
> 具体的に、コスモスポーツが搭載していたREは2ローターの10A型。排気量は982cc(491cc×2ローター)で最高出力は110psとされていました。REの排気量計算は少し複雑なので、ここでは簡単に紹介することにします。
> REにおいて一般的な4サイクルのレシプロ・エンジンのクランクシャフトに相当するのはエキセントリックシャフトです。4サイクルのレシプロ・エンジンではクランクシャフトが2回転する間に1回だけ、排気量分の吸気を行ってこれを圧縮して爆発させるのですが、REではエキセントリックシャフトが1回転する間に1回、排気量分の吸気を行ってこれを圧縮して爆発させています。
> つまり(クランクシャフトに相当する)エキセントリックシャフトが2回転する間に、2回分の吸気→圧縮→爆発→排気を繰り返しているので、実排気量の2倍に相当する、というのが内燃機関工学的な考え方となっています。
> 例えば10Aエンジンの排気量を表すときに491cc×2×2という表記となるのは単室容積の排気量(491cc)にローターの数(2)を掛けて2ローターのユニット全体での排気量とし、その数値にさらにREの排気量換算係数(2)を掛けているのです(なお、自動車税課税時の排気量区分を換算する場合は係数1.5を掛ける)。
> ちょっと話が小難しくなりましたが、REが小さな排気量からハイパワーを生み出すことには変わりありません。さらにエンジン・ユニットのコンパクトさでもレシプロ・エンジンの比ではありませんでした。2座オープンのレーシングカーで争われていた富士グランチャンピオン(GC)レースで、BMW製の直4エンジンから2ローターのREにコンバートすることになった某ドライバーが、エンジンルームを見て「俺のエンジン、どこに行っちゃったんだ!」と慌てた、というエピソードは有名。実際に2ローターのREは、BMWの直4の、クランクケースほどのサイズだったともいわれていました。
> そのことは、最初に2ローターの10Aユニットを搭載したコスモスポーツや、それに続いて10Aを搭載していたファミリア・ロータリークーペがコンパクトなボディだったことからも明らかです。そして海外のレースに参戦して技術を磨いたコスモスポーツに続いて、ファミリア・ロータリークーペも海外レースで活躍し、「RE恐るべし!」をアピールすることになりました。
> ニュルブルクリンク84時間レースで5位入賞
> 具体的には1968年にコスモスポーツがRE搭載車として初挑戦したニュルブルクリンク84時間レース(=マラソン・ド・ラ・ルート)には、翌1969年にファミリア・ロータリークーペが参戦。3台で挑んだうち2台は途中リタイアとなったものの、残る1台が5位入賞を果たしています。
> また、その1カ月前に行われたスパ-フランコルシャン24時間レースでは片山義美/Y.デプレ組と片倉正美/武智俊憲組が5~6位に入賞。翌1970年にはこの2レースに加えてRACツーリストトロフィーレースにも参戦。上位入賞という結果を残しています。
> 一方、1970年あたりからは国内レースにも姿を見せるようになり、スカイラインGT-R勢を相手に、今も語り継がれる死闘が繰り広げられました。言うならばファミリア・ロータリークーペは、当時のカローラやサニーに相当するコンパクトなボディに、2リットルクラスに匹敵するエンジンを搭載したホットモデルだったのです。
<参考=「「GT-R」と張り合ったマツダ「ファミリアロータリークーペ」羊狼の心臓は「コスモスポーツ」と同じ2ローターREでした」(Auto Messe Web、8月13日)>
【パソコン大魔神】 2022/08/14 (Sun) 21:22
磯津千由紀さんへ
久しぶりに車の話、乗りましょう。
あの「ファミリアロータリークーペ」って滅茶苦茶な車やった。”お馬鹿”な車と言いてもイイほどの車で「ヨタ8」に勝るとも劣らぬ”特攻機”やった。
そもそも「ロータリーエンジン」という名前のバンケル・エンジンは1回転で3回爆発する。それが2ロータなので、通常の4ストロークエンジンに換算すると12気筒に相当する。従って1000CCのバンケル・エンジンは3000CC以上のレシプロ・エンジンに相当するんや。
そんな”お馬鹿”なエンジンを1000CC用の車体に積んだから大変や!。
とにかく、加速の凄さは驚異的やった。その分、燃費はヒドイの一言やった。当然と言えば当然で「燃費が悪い」という事で薄命に終わったが、あのバンケル・エンジンは残すべきやったと思う。何しろ、V12エンジンに比べるとエンジン・サイズが1/3なんや。
大学時代のバイト先に何故かこのマツダ「ファミリアロータリークーペ」が有って、急ぎの納品用に荷物を積んで走り回っていた。勿論、荷物運びに使うというのは邪道やけど、普通に乗用車として使うにはパワーが有り過ぎた。ちなみにスカイライン「2000GT-R」なんて張り合う相手では無かった。
マツダが、あのバンケル・エンジンをヤメてしまったのは残念に思う。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/15 (Mon) 00:25
パソコン大魔神様、こんばんは。
ヴァンケルロータリーエンジンは、ロータ1回転で3回爆発しますが、エキセントリックシャフトの回転数はもっと速い(ロータはゆっくり回ってる)ので、6倍の気筒数の4サイクルレシプロエンジンには匹敵しないと思います。
当時は燃焼室のシールが不完全で余計に燃費が悪かったと聞いています。REAPS4辺りでこの問題は解消されたようですが。
尤も、其の後も燃費が悪いと言われ続けてますけど、スポーツカーの大出力エンジンだと考えれば妥当な燃費かと(燃焼室が扁平なので、レシプロエンジンよりは劣るんですけど)。コスモやロードペーサーAPなどは、なまじセダンの形をしてたのが悪かった。
燃焼速度が速い水素のエンジンとして期待されてました(特に電気自動車のレンジエクステンダ用)が、トヨタ自動車がレシプロエンジンで異常燃焼(燃焼速度が速いので早期着火してしまう)を克服する技術を開発しつつあるので、その道も無くなりそうで、惜しいですね。
只、マツダはREを辞めると公式には発表してませんので、可能性はゼロではないかと。
話は全く変わりますが、偶数月15日になったので、年金が入りましたね。此れで食事に肉や魚が入る。
【パソコン大魔神】 2022/08/15 (Mon) 01:22
磯津千由紀さんへ
バンケル・エンジンは燃焼室が移動するので、理論通りにはならなかったようですが、本場のドイツで実用化出来なかった物を商品化したのは驚きでした。
エンジンの振動も殆ど無く、吹き上がりも凄かった。確かル・マンでも優勝したなぁ~。耐久性もクリアしていた。
「燃費が悪い」というのは濡れ衣やったと思う。実際に乗っている連中は判って乗っていた。
水素エンジンという手も有るけど、大型バスのエアコン用のエンジンとか何か使い道が有ると思うけどなぁ~。
【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/08/30 (Tue) 21:23
<副題=ロータリーエンジンの衰退と復活、そのワケとは?(GQ Japan、去年5月14日)>
こんばんは。
マツダがEVのレンジエクステンダとしてREを復活させると断言してる記事を見付けました。
尤も、トヨタ自動車が水素レシプロエンジンの実用化に近づいたという発表の前の記事ですし、東洋工業をマツダと呼んでる、燃焼室のシールが難しいのはシールの当たり角度が変化するからなのにシール長が長いからと書いてる、など注意力に欠ける筆者の手によるものではありますけど。
燃焼室が扁平なので燃焼速度が遅く燃焼室表面積が大きいとか、一般の方が知らぬことを書いてはいるので、ズブの素人ではないようですが。
> ロータリーエンジンが、今ふたたび注目されている。マツダが復活させる理由とは? 世良耕太がメカニズムなどとともに解説する。
> ロータリーエンジンの仕組み
> ロータリーエンジンは、ドイツのフェリックス・ヴァンケル(1902〜1988年)が基本構造を発明した。ゆえに、燃料が燃焼したときの熱を仕事に変換する燃焼サイクルの分類上は、“ヴァンケルサイクル”と、呼ばれる。
> ピストンが往復運動をして燃料が持つ化学エネルギーを機械エネルギーに変換するレシプロ(往復運動)エンジンは、ドイツの発明者(ニコラス・オットー、1832〜1891年)の名をとってオットーサイクルと呼ばれる。
> オットーが設立したエンジン研究開発企業の従業員だったゴットリープ・ダイムラーとウィルヘルム・マイバッハの手により、1884年に世界初の自動車用ガソリンエンジンが作られた。以来、オットーサイクルのレシプロエンジンは世界の多くの企業が採用し、エンジンの主流となって現在に至っている。世界中のメーカーが競うように技術開発をおこなうことで効率は飛躍的に向上し、洗練されたものになっていった。
> 一方、ロータリーエンジンの開発が本格化するのは、20世紀の半ばになってからだった。1951年、ヴァンケルはドイツのNSUと技術提携を結ぶ。1959年には開発の成果が公表された。レシプロエンジンはピストンの往復運動をクランクシャフトで回転運動に換えて動力を取り出すのに対し、ヴァンケルのロータリーエンジンは、繭型のハウジングの中で三角おむすび型のローターが回転しながら吸気〜圧縮〜膨張〜排気というオットーサイクルのレシプロエンジンとおなじ行程を繰り返すことで仕事をする。
> ロータリーエンジンはレシプロエンジンのように往復運動を回転運動に変換する必要がなく、回転運動のみによって動力を取り出せる点が優れていると考えられた。レシプロエンジンはピストンが上死点と下死点でいったん止まって再び動き出すため、慣性力が働いてそれが振動の原因になる。ロータリーエンジンは回転運動のみなので、振動の点で有利。さらに、部品点数が少なく、軽量でコンパクトにできるメリットもあった。部品点数が少なく軽いため、材料コストや製造コストも低く抑えられると考えられた。
> 広島のマツダは1961年にNSU社とライセンス契約を結び、ロータリーエンジンの開発に着手した。1964年にはNSUが世界初のロータリーエンジン搭載車となるヴァンケル・スパイダーを発売。1967年5月にはマツダが、燃焼室の気密性を保つシールの開発など、数々の苦難を乗り越えて日本初のロータリーエンジン搭載車となるコスモスポーツを発売した。その直後、NSUはロータリーエンジンを積んだスタイリッシュなセダン、Ro80を発売する。
> 1960年代から1970年代にかけて、メルセデス・ベンツやGM、シトロエン、トヨタ、日産、いすゞなどがロータリーエンジンの研究や開発に着手したが、本格的な実用化には至らなかった。のちにアウディに吸収されるNSUのロータリーエンジンは、耐久性の問題が解決できないまま見切り発車に近い状態で発売したこともあってトラブルが頻発し、1977年に生産を終了した。
> 以後、レシプロエンジンの開発は世界の多くのメーカーが大きなリソースを割いて開発に取り組んだのに対し、ロータリーエンジンはマツダだけが孤軍奮闘する形で開発を続け、量産してきた。
> ロータリーエンジン衰退の理由
> そのマツダのロータリーエンジンも、2012年にRX-8が生産を終了したため、新車市場から消えた。ロータリーエンジンは小型軽量のため搭載位置の自由度が高く、前後重量配分の最適化に貢献した。
> 歴代のRX-7や、その流れを組む4シータースポーツのRX-8はロータリーエンジンの特徴をスタイリングの面でも、運動性能の面でも存分に活かし、クルマの魅力を引き上げた。
> ロータリーエンジンそのものも十分に魅力的で、独特のビートを発しながら抵抗なくスムーズにまわるフィーリングが、多くのドライバー(筆者もそのひとり)を虜にした。
> しかし、厳しくなる一方の燃費規制が、ロータリーエンジンの命脈を絶つことになった。
> 軽量、コンパクトで振動が少ないといった長所がある半面、燃焼室が偏平で細長い形状をしているため、火炎伝播による燃焼速度が遅く、効率を向上させるのが難しい。燃焼室の表面積が大きいため、冷却損失が大きいのも短所だ。レシプロエンジンに比べてロータリーエンジンはシールが長く、ガスの漏れが多いのも短所に挙げることができる。これらはロータリーエンジンの構造上生じるものなので、手の打ちようがない。
> 復活の理由
> そうはいってもロータリーエンジンの火を絶やすのは惜しいとマツダが考えたとしても、不思議ではない。なにしろ、ロータリーエンジンはある時期からのマツダの成長を支えてきた御神体である。多くの自動車メーカーがさじを投げるなか、マツダだけがロータリーエンジンをものにできたのは、挑戦の気持ちを捨てずに技術を磨いたからだ。そのスピリットを受け継いでいるからこそ、ディーゼルエンジンやロードスターの復権があったし、世界で初めてガソリン圧縮着火燃焼(SKYACTIV-X)を実用化できたのだ。
> マツダはロータリーエンジンが持つ小型軽量で振動が少ない利点を活かし、発電専用エンジンとして復活させることを発表している。搭載するのはMX-30だ。
> コンパクトSUVのMX-30にはマイルドハイブリッドモデルとEVモデルがあるが、EVモデルの航続距離を延ばすためにロータリーの発電専用エンジンを組み合わせ、2022年に発売する。バッテリーに蓄えた電気エネルギーがなくなったら、ロータリーエンジンで発電し、その電気で走り続ける仕組みだ。
> ロータリーエンジンの復活はうれしいが、かつて大活躍したヒーローが再登場する演出としては、いささか寂しい気がしないでもない。電気エネルギーがなくなったときの助け船に徹するわけで、主役ではないからだ。アクセルペダルの動きに応じてエンジンがダイレクトに反応するわけではないので、高回転まで引っ張ったときの、あのゾクゾクするような感動は期待できない。
> しかし、ロータリーエンジンを育てたマツダのことである。得意のチャレンジングスピリットで課題を克服し、ドライバーのよき相棒として復活する日が来ることを期待したい。1度味わったら忘れられない、あの独特の回転フィールを永遠に葬り去ってしまうのは、自動車文化にとって大きな損失である。
> 文・世良耕太
<参考=「ロータリーエンジンの衰退と復活、そのワケとは?」(GQ Japan、去年5月14日)>
【パソコン大魔神】 2022/08/31 (Wed) 03:54
あの”お馬鹿”なエンジンが復活するとは、嬉しい話や!。
でも、もう免許証を返してしまったので、残念!。