閻魔大王<NO.149>

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閻魔大王NO.150
367 続14<ロシアのウクライナ侵攻>当面、膠着状態/ウクライナ軍巻き返し6月以降 閻魔大王 22/05/23
閻魔大王NO.148

NO.367 続14<ロシアのウクライナ侵攻>当面、膠着状態/ウクライナ軍巻き返し6月以降<起稿 閻魔大王>(22/05/23)


【閻魔大王】 2022/05/23 (Mon) 17:59

巻き返しの時期6月の根拠、各国からの、武器提供で、反撃体制整うの時期。


<参考=NO.365 続13<ロシアのウクライナ侵攻>マリウポリは、ロシアに落ちた<!>
(22/05/18)


副題=東部で攻防続く 露軍、橋を破壊 渡河作戦、再び失敗か(産経新聞)

下記<参考>は、前回。
<参考=NO.364 続12<ロシアのウクライナ侵攻>形勢やや逆転<?>/決着は可成り先<?>、それとも。
(22/05/14)
上記<参考>の冒頭投稿
<副題=渡河中のロシア軍が全滅…ウクライナの攻撃で戦車70台、兵力1000人を喪失(朝鮮日報)>

再度の、渡河作戦で、失敗<!>

>ウクライナ侵攻で、東部ルガンスク州のガイダイ知事は22日、ロシア軍が同州のセベロドネツク市に4方向から侵入を図ったが、ウクライナ軍が撃退したと発表した。ガイダイ氏は21日には露軍が同市とリシチャンスク間の橋を破壊したと発表。露軍は両市を孤立させ、ウクライナ軍の防衛を困難にする狙いだとみられるが、ガイダイ氏は両市間の連結は維持されているとした。

>ガイダイ氏は露軍が同州全域の制圧に「全力を注いでいる」と指摘する一方、ウクライナ側は同州の10%をなお保持し、露軍の前進を阻止しているとした。

>露軍はここ数週間、セベロドネツクやリシチャンスクに攻勢を継続。ただ、米英の国防当局は露軍がわずかな前進にとどまっていると分析している。

>ウクライナ軍は21日、東部ドンバス地域(ルガンスク州とドネツク州)の40以上の集落が露軍の攻撃を受け、少なくとも民間人7人が死亡したとする一方、ドネツ川で再び露軍の渡河作戦を失敗させ、少なくとも1個大隊戦術群(700~800人)に相当する戦力を喪失させたと発表した。

>ドネツ川では露軍が今月中旬にも渡河作戦を行ったが、ウクライナ軍が撃退。英国防省によると、この際にも露軍は1個大隊戦術群に相当する損害を受けた。

>ウクライナのゼレンスキー大統領は21日のビデオ声明で「ドンバスの状況は非常に厳しい」とした一方、ウクライナ軍が反撃をしていると指摘。「1日ごとに勝利の日が近づいている」と国民を鼓舞した。


>一方、露外務省は21日、計963人の米国人の露入国を禁止すると発表した。侵攻をめぐる米国の対露制裁への報復。バイデン大統領やブリンケン国務長官らは3月に既に入国禁止となっている。

<参考=「東部で攻防続く 露軍、橋を破壊 渡河作戦、再び失敗か」(産経新聞)>
(22/05/22)


【閻魔大王】 2022/05/23 (Mon) 19:29

副題=ドイツ、ウクライナに自走砲7両供与へ 支援を強化(AFP)

7両では、追い付かんですが。
尚、性能は公開されておらず。写真からは、戦車<?>

<写真>
ドイツ軍の自走砲「パンツァーハウビッツェ2000」。ミュンヘンの基地で(2022年2月14日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News(AFP=時事)



>ドイツ国防省は6日、ウクライナに自走砲7両を供与すると発表した。侵攻を続けるロシアと戦うウクライナへの大型兵器提供支援を増強する。

>今回供与される「パンツァーハウビッツェ2000(Panzerhaubitze 2000)」はドイツ軍が整備中のもので、現在運用されているものではないとしている。

>スロバキア訪問中のクリスティーネ・ランブレヒト(Christine Lambrecht)独国防相は、オランダも同自走砲5両を供与予定だと明らかにした。

>ドイツは同型の自走砲を約100両保有しているが、このうち実戦配備されているのは40両のみ。

>供与の具体的な予定日は不明だが、ドイツ国内でウクライナ兵に向けた運用訓練が来週にも始まるという。

>オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)政権は、他の西側諸国に比べ、ウクライナへの軍事支援に消極的な態度を示していると批判を受けていた。当初は防衛用兵器のみを供与していたが、4月末になって戦車などの供与にも合意した。【翻訳編集】 AFPBB News

<参考=「ドイツ、ウクライナに自走砲7両供与へ 支援を強化」(AFP)>
(22/05/06)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/05/23 (Mon) 20:10

 閻魔大王様、こんばんは。


 ドイツのPzH.2000は、日本の99式自走榴弾砲と兄弟だと言われているものですね。


【閻魔大王】 2022/05/23 (Mon) 22:24

副題=欧州「戦車分布」に見る各国関係の複雑怪奇 ウクライナ侵攻からどう描き変わる?(乗りものニュース)

「この軍事衝突は想定外の連続であり帰趨はまだ予想できませんが、ヨーロッパの戦車分布図に大きな波紋を広げたことは間違いありません。対戦車ミサイルを過度に信奉する風潮から戦車の要、不要論が再燃しているなか、戦車部隊を全廃してしまったり、製造ラインを閉鎖してしまったりした国は現在の状況をどう捉えているのでしょう。戦車を国産している日本にとって、他人事では済まない問題です。」


尚、
ロシアvsウクライナの、戦車を考えた場合、数的、ロシアが圧倒してるです。
戦車なら、1万3127両vs1990両。
「ジャベリン」の大活躍が報じられてるですが。千や、2千両を破壊しても、知れてるです。

但し、
当記事と、下記<参考>での、戦車の数が異なるです。上記は、<参考>より。

当記事の、3170両と、858両なら、「ジャベリン」で、千、2千もの、戦車を破壊なら、モ一寸の頑張りで、両軍、ええ勝負に成って来るです。


当記事、
「ロシアの現役戦車保有数は3170両、ウクライナは858両とされています。侵攻開始の時点で数は変わっていると思われますが、民間のWEBサイトが公開情報からはじき出している戦車の損害は、4月30日現在でロシア595両、ウクライナ144両となっています。喧伝されるように、西側から提供された対戦車兵器によってロシアが被っている損害は少なくないものの、単純計算の損耗率ではロシア595/3170=18%、ウクライナ144/858=16%となります。ウクライナ軍がいまのところ善戦しているように見える一方、ロシアには予備が1万両程度あるといわれており、戦力の差は歴然としています。」


<参考=「NO.332 <ロシアvsウクライナ>侵攻の影響考。」寄稿閻魔大王 2022/03/01 (Tue) 23:55
<副題=プーチンも、想定外<?>>
<図>
兵力比較



<写真1>
西独時代のレオパルト1(画像:Bundesarchiv、B 145 Bild-F027417-0005/Berretty/CC-BY-SA 3.0、CC BY-SA 3.0 DE、via Wikimedia Commons)。



<写真2>
トルコのレオパルト2A4。最近では戦車や装甲車の国産化に力を注いでいる(画像:トルコ国防省)。



<写真3>
ギリシャ陸軍のレオパルト2A6。海洋国家のイメージだが強力な戦車戦力を有する。迷彩塗装が独特(画像:ギリシャ国防省)。



<写真4>
1967年に実施されたドニエプル渡河演習の記念パレードで、彼方まで続くソ連軍機甲部隊の列線。冷戦期のソ連戦車群は西側にとって最大の脅威だった(画像:タス通信)。



>EUに代表されるように、ヨーロッパ各国はかつての反省からか、長年にわたり連帯しようとする動きが見られますが、一方で各国の戦車保有数を見れば、そのホンネが透けて見えてきます。最新の露ウ情勢も含め、その分布図を見ていきます。


>いまヨーロッパに戦車はどれくらいあるの?
>2022年2月24日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、誰も予想しえなかった長期戦となり3か月が経過してしまいました。SNSでは虚実入り混じった戦況が拡散して戦車の残骸ばかりクローズアップされていますが、そもそもロシアやウクライナはどのくらい戦車を持っているのでしょうか。そしてヨーロッパ各国に戦車はどのように分布しているのでしょうか。その分布図からはNATOやECなどと謳いながら一心同体とはとてもいえない各国の複雑な関係性が垣間見えてきます。

>戦車は高い戦闘力を持ちますが、製造するにも維持するにもコストの掛かる「金喰い虫」です。冷戦時代でも金喰い虫同士が実際に砲火を交えることは、財政当局者にとっては悪夢でしかなく、それよりも数を揃えて抑止力を誇示するなど外交的なツールとして使われることが任務でした。1980年代末期には、西ドイツと東ドイツの国境付近に3万両以上がひしめいていたとされています。

>冷戦の終結とソ連崩壊を経て、21世紀初頭には西側もロシアもヨーロッパ大陸において国家の正規軍同士による大規模戦闘はもう起こらない、これからはいわゆる「テロとの戦い」という非正規戦になると想定し、金喰い虫の戦車は削減される方向になります。

>戦車の発明国であり複合装甲の実用化など戦車技術をリードしてきたイギリスは、2009(平成21)年に戦車製造ラインを閉鎖しました。オランダは2011(平成23)年に戦車部隊を全廃しています。一方ロシアは戦車開発を継続し、2015(平成27)年に新型戦車T-14「アルマータ」をデビューさせています。


>戦車保有数に見える「お隣さん」との関係
>ヨーロッパの戦車分布図を見ると2020年現在、予備保管を含まない現役戦車は全体で1万4000両程度とされ、冷戦期に比べると半分以下になっています。

>冷戦期には最前線だった戦車王国ドイツは、西ドイツだった当時2000両以上を保有していましたが、現在では「レオパルト2」のみで245両まで減っています。ドイツと国境を接し歴史的に何度も矛を交えてきたフランスも「ルクレール」が222両です。両国は現在、軍事的緊張関係にはありません。

>一方で注目なのが南部のトルコとギリシャです。トルコが2300両以上で現在のNATOにおける戦車王国です。バルカン半島の先端で海洋国家のイメージがあるギリシャでも1200両以上の戦車を持っています。いずれも主力が「レオパルト2」のバリエーションです。

>両国は国境を接しており、同じNATO加盟国なのですが外交関係は険悪です。アメリカがNATOの結束を維持するため、両国の調整に心を砕くかたわらで、双方に戦車を売却したドイツのビジネスセンスが目を引きます。トルコがロシアからS-400対空ミサイルシステムを導入し、F-35統合戦闘機プログラムから排除されるという問題児ぶりを発揮したのは記憶に新しいところです。

>2022年5月現在、砲火を交えているロシアとウクライナの周辺事情も単純ではありません。ロシアにとって対西側の最前線は、北はバルト三国からポーランド、ウクライナを経て南はトルコまで形成されています。

>バルト三国やポーランドにはNATOが、敵侵攻の抑止や防衛体制の強化を目的とする方針「EFP(増強前方プレゼンス)」により機甲部隊を派遣しています。バルト三国は国力も小さく、戦車を保有していませんのでEFPが頼みの綱です。

>ポーランドは、冷戦時代は東側でしたが、歴史的には何度もロシアと戦っています。東側時代から装備していたT-72を「レオパルト2A5」と交代させていますが、その余剰となったT-72をウクライナに送り外交得点を稼ぎつつ、アメリカからより強力なM1「エイブラムス」を購入するという、トコロテン式で自国の機甲戦力も補強を図っています。


>戦車の数に見るロシアの底力とウクライナの善戦
>2020年時点での、ロシアの現役戦車保有数は3170両、ウクライナは858両とされています。侵攻開始の時点で数は変わっていると思われますが、民間のWEBサイトが公開情報からはじき出している戦車の損害は、4月30日現在でロシア595両、ウクライナ144両となっています。喧伝されるように、西側から提供された対戦車兵器によってロシアが被っている損害は少なくないものの、単純計算の損耗率ではロシア595/3170=18%、ウクライナ144/858=16%となります。ウクライナ軍がいまのところ善戦しているように見える一方、ロシアには予備が1万両程度あるといわれており、戦力の差は歴然としています。

>ウクライナが戦車や火砲など重装備の援助を強く要請しているのは、そのように不利な戦局であることが分かっているからです。「ジャベリン」などの携帯対戦車火器は一時しのぎになるだけで、戦闘の主導権は取れませんし「勝利」などとてもおぼつきません。

>ウクライナを支援するためなら、戦車でも火砲でも何でもよいというわけにはいきません。扱い慣れている旧ソ連/ロシア製ならともかく、西側製は取扱い訓練も必要で即戦力化はできず、戦車の数ばかり増えて人員不足ということになりかねないからです。

>それら戦車や火砲が第三国に流出することも考慮する必要があります。アメリカ国防総省の関係者は供与後の兵器の追跡は事実上、不可能であることを認めており、そしてウクライナは国際兵器取引には手慣れています。

>この軍事衝突は想定外の連続であり帰趨はまだ予想できませんが、ヨーロッパの戦車分布図に大きな波紋を広げたことは間違いありません。対戦車ミサイルを過度に信奉する風潮から戦車の要、不要論が再燃しているなか、戦車部隊を全廃してしまったり、製造ラインを閉鎖してしまったりした国は現在の状況をどう捉えているのでしょう。戦車を国産している日本にとって、他人事では済まない問題です。
【了】

>月刊PANZER編集部

<参考=「欧州「戦車分布」に見る各国関係の複雑怪奇 ウクライナ侵攻からどう描き変わる?」(乗りものニュース)>
(22/05/23)


【閻魔大王】 2022/05/24 (Tue) 08:43

副題=“和製ジャベリン”の実力とは? 戦場で活躍する「最先端手術車」とは? 他国の侵略を阻む自衛隊の先進的装備(デイリー新潮)

ご心配無用の、自衛隊にも、同種、同等機能の兵器があると。
とは、当然かと。

むしろ、ロシア軍が、やられっ放しが摩訶不思議。
イヤイヤ、ロシア軍も、アホウでは無いと、するが、賢明。早晩、巻き返し、対応されるの可能性。

<写真1>
「12式地対艦誘導弾」は現在、主に南西方面に配備されている(写真・防衛省)



<写真2>
「01式軽対戦車誘導弾」はまさに「和製ジャベリン」ともいえる性能だ



<写真3>
「野外手術システム」を搭載した車両



>ウクライナを“ネオナチ”呼ばわりするロシアだが、どちらが非道な侵略者かは明らか
>5月9日のロシア(旧ソ連)の対ナチス・ドイツ「戦勝記念日」。この日、プーチン大統領は「勝利宣言」を出したかったところだろうが、いかに自画自賛が好きな彼とて、さすがにそうはいかなかった。ウクライナ軍の善戦がそれを阻んだと見ることもできるだろう。

>プーチン大統領に“ネオナチ”呼ばわりされる当のウクライナ軍は、今も必死に侵略者を阻んでいる。イギリス国防省の直近の分析では、ロシア軍は地上戦力の3分の1を失ったとも伝えられている。

>こうしたウクライナ軍の善戦を支えている一つの要因が、欧米等から供与されている武器だというのはもはや常識だろう。

>どんなに士気が高くても、いざという時に武器がなければどうしようもない。

>それでは我が国の「いざという時」の備えはどうなっているのかは気になるところだろう。現在、ウクライナで使われているような武器を自衛隊は持っているのか。写真で見てみよう。


>日本版ジャベリンは川崎重工製
>ウクライナ軍の抵抗の代名詞ともいえるのが、米国製の対戦車ミサイル「ジャベリン」であろう。歩兵1人で操作でき、ひとたび発射されれば、自動的に敵の戦車まで突っ込んでいく優れた武器だ。

>日本にも、ジャベリンとほぼ同等の性能を持つ、「和製ジャベリン」とも呼べる兵器がある。川崎重工製の「01式軽対戦車誘導弾」だ。2001年に制式化されたことから「01式」となっている。ジャベリンが1996年デビューなので、“後輩”にあたる。

>予備のミサイルまで含めれば30キロ以上の重量。1人で持つにはなかなか重いのだが、屈強な自衛隊員は実際に担いで訓練を積んでいる。1キロ先の戦車を狙うことも可能。これまでに陸上自衛隊には千セットほどが調達されている。


>日本版ネプチューンは三菱重工がつくる
>陸ではなく海からの攻撃への防御はどうか。

>4月14日に沈没したロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」について、ウクライナ側は「国産の対艦ミサイル〈ネプチューン〉を2発命中させ撃沈した」と発表。ウクライナは旧ソ連時代から軍需産業の集積地であり、現在も高い技術力を保持している。ネプチューンの活躍は、その力を示した例といえるだろう。

>そのネプチューンの“日本版”としての役割を期待されるのが、三菱重工の「12式地対艦誘導弾」である。島国日本にとって、地上から敵の軍艦を狙い撃ちするこのミサイルはまさに国防の切り札といえる。

>この12式地対艦誘導弾は現在、主に南西方面に配備されている。


>まだまだある、自衛隊の先進的装備
>今のところ、プーチン大統領は核兵器の使用については可能性をチラつかせるにとどまっている。生物兵器、化学兵器も使用の危険性はあるものの、現時点では使っていないと見られている。

>この種の攻撃に備えて自衛隊が保有しているのがNBC偵察車である。N(核)B(生物)C(化学)兵器に対処するこの偵察車は、外気に触れないまま汚染物質を回収できる。

>また、こうしたケースで使用される「防護マスク」はすでにウクライナにも支援物資として送られた。有毒ガスなどを防御できるだけではなく、内部の汗を外部に出すこともできるという高性能マスクだ。

>他に自衛隊が有している先進的装備としては、戦地で負傷者を治療する「野外手術システム」が挙げられるだろう。一見、ただのトラックのように見えるが、1日に12人ほどの手術を行うことができるという。内部の写真を見ればちょっと前のドラマ「TOKYO MER」に登場した手術車を連想される方もいるかもしれない。

>ロシアの国際法を無視した野蛮な侵略を目にし、日本国内では一層の防衛力増強を求める声が上がり始めている。

>一昔前なら、自衛隊の装備強化を唱えると「軍国主義の復活」などという批判が必ず起きたものである。しかし、現在は、その手の批判を「平和な時代だったからこその空論」と受けとめる人が増えているのではないだろうか。

>撮影・福田正紀
>「週刊新潮」2022年5月19日号 掲載 新潮社

<参考=「“和製ジャベリン”の実力とは? 戦場で活躍する「最先端手術車」とは? 他国の侵略を阻む自衛隊の先進的装備」(デイリー新潮)>
(22/05/23)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/05/24 (Tue) 09:49

 閻魔大王様、こんにちは。


> むしろ、ロシア軍が、やられっ放しが摩訶不思議。

 <液状化した金属が超高速で噴出する「成形炸薬弾」が厚さ30cmの鋼鉄を貫く動画>から転載します。

> ジャベリンの戦果が高いのは、ロシア軍が戦車だけで進軍し、歩兵を伴ってないため、ウクライナ軍の林の中等に隠れてミサイルを撃つ歩兵を事前に掃討しなかったという、戦略ミスによるものです。

 上記転載は、ロシア軍の初期戦略を指したものであり、現在は改善されてるのでしょうが、最近は戦況が入ってきません(情報統制かと)。


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/05/24 (Tue) 11:22

 閻魔大王様、こんにちは。


> 対戦車ミサイルを過度に信奉する風潮から戦車の要、不要論が再燃しているなか、戦車部隊を全廃してしまったり、製造ラインを閉鎖してしまったりした国は現在の状況をどう捉えているのでしょう。戦車を国産している日本にとって、他人事では済まない問題です。

 日本に戦車が有れば、侵略国にも輸送船(水雷などで簡単に撃沈される)で戦車を運んで来るという大負担が生じます。
 其れだけのことでも、戦車の保有意義はあります。


【閻魔大王】 2022/05/24 (Tue) 13:21

磯津千由紀さん、こんにちは。

<参考=NO.2844 液状化した金属が超高速で噴出する「成形炸薬弾」が厚さ30cmの鋼鉄を貫く動画>
(22/05/20)

当然の、仰ってますの、板の件、拝読してるです。

余計なるの話ですが、
ノグチさんの当該板えの、投稿意図、磯津さんの解釈とは、少々違うかも、ですが、真意、ご当人様にしか、わかりませんです。



での、
当板、冒頭投稿の、ロシア軍の、「渡橋作戦」も、同じの失敗、繰り返してるですねえ。
摩訶不思議ですねえ。

諸般の、戦術家なり、研究家が、テレビ、Web記事等々にての、自説<?>述べてるです。
てな記事、番組なんか、当然の、一部しか、知りませんですが。

さて、歩兵云々も、その手、放送なり、どこかの、記事には、記載されてると、思うですが。
それで、掃討、撃退出来るのなら、してませんですかねえ。
あちら様、戦地ですので、兵士の、自身の、命掛かってるです。

対して、
モ一点、当初より、言われてるは、米国なりが、衛星情報等々より、ロシア軍の、正確なるの、現在地をウクライナ軍に教えてるの話。
であれば、情報的、ロシア軍斥候の位置、動きまでは、さての、極秘情報<?>
そんな事、無いやろと。

とかは、
あくまでも、閻魔大王的、感想であり、見解です。


更に、強いてなら、ですが。
問題の、ジャベリンなんか、ロシアにもあるやろと。無くとも、最早の承知で、早晩、ロシア製ジャベリンも登場かと。

それが、3箇月も経って、出て来て無いが、摩訶不思議。
ですが、諸般の部品不足の話あるですが。

とかは、当然の、閻魔大王的、感想であり、見解であり、無責任にも、当掲示板に投稿してるのだけの話で、議論のための、ではありませんです。

の、上で、閻魔大王以外の、当板えの、投稿者殿は、その辺り、ご自身の、見解なり、お好きにと。
余程の、意見、見解、異ならんの限り、投稿者各位の事、尊重するです。


尚、戦車の件、
閻魔大王に言われてる<?>
ならばの、磯津見解をば、単に、そですかと、ダケです。
強いてなら、各国専門家筋が、検討され、結論、出されたらと。それこその、イザの時、国家存亡に関わるです。


【閻魔大王】 2022/05/24 (Tue) 19:19

副題=渡河中のロシア軍を全滅させたのは…ウクライナの「ウーバー技術」だった(朝鮮日報)

諸般の、謳い文句。
それで、「アゾフスタリ製鉄所」を攻めてる<爆撃>のロシア軍をば、何とか、出来んかったのかと。

何とか、出来れば、兵站をと。
最早の終わったの話ですが。

それが可能な範囲<距離>まで、兵器を持ち込むが出来んかったのかと。

尚、これも、作戦成功の一つの要因。
とは、言えるです。

>ウクライナ軍がカーシェアリング会社ウーバーの顧客と車をつなぐ技術を使ってロシア軍の大軍を全滅させた。英国の日刊紙「タイムズ」が14日(現地時間)に報じた。

>報道によると、ウクライナ軍は今月8日に東部のシヴェルシキードネツ河を渡ろうとしたロシア軍に砲撃を加え、戦車や装甲車など70台以上を破壊し、大隊クラスに相当する1000人以上の兵力を全滅させた。今年2月末にロシア軍が侵攻を開始して以来、1日に1000人以上のロシア軍兵士が死亡するのは今回が初めてだ。タイムズは「ウクライナ軍による今回の攻撃はドンバス地域掌握を目指すロシアの野望に大きな打撃を加えた」と報じた。

>外信各社によると、今回の攻撃では「GPS Arta」と呼ばれるプログラムが決定的な役割を果たしたという。このプログラムは距離測定器や偵察用ドローン、スマートフォン、GPS(衛星測位システム)、北大西洋条約機構(NATO)のレーダーなどから得られた情報を総動員し、敵の位置を確認した上で周辺の野砲やミサイル、戦闘用ドローンなど各種の兵器の中で最も適切な攻撃手段を選択するものだ。タイムズは「通常は軍が目標を識別し、攻撃を開始するまで20分ほどかかるが、GPS Artaを使えばこれが1-2分で十分だ」「ターゲットさえ確認すれば、非常に迅速かつ効率的に集中砲撃を浴びせることができる」と説明した。

>GPS Artaがあれば兵器を一カ所に集める必要はなく、様々な位置に分散配備してあらゆる方向と距離から敵を攻撃できる。敵に対して一瞬で集中攻撃を加える一方、こちらの位置などは敵に把握されないため、被害も最小限に抑えられる。このプログラムを開発したウラジミール氏はタイムズとのインタビューで「この戦争でロシア軍が身を隠せる場所はない」「我々は彼らをどこでも、あるいはロシア国内においても探し出すことができる」と述べた。

>開発者たちが「砲兵隊のウーバー」と呼ぶGPS Artaはウクライナのプログラマーが複数の英国企業と協力して開発したもので、2014年のロシア軍によるクリミア半島併合直後からウクライナ陸軍が使用を始めた。ウクライナ軍を支援するウクライナのNPO「カムバック・アライブ」が開発に必要な資金を調達するなど、GPS Artaには頼もしい支援も行われている。カムバック・アライブはロシアによる侵攻が始まってから仮想通貨による寄付だけで1億ドル(約130億円)以上の募金を集めた。

>GPS Artaはイーロン・マスク氏率いるスペースXの衛星インターネット・サービス「スターリンク」を活用している。ロシアがウクライナを侵攻した直後、ウクライナのフョードロフ副首相兼デジタル転換相がマスク氏に支援を要請すると、マスク氏はスターリンクによるサービスを提供した。

>チャン・ミンソク記者

<参考=「渡河中のロシア軍を全滅させたのは…ウクライナの「ウーバー技術」だった」(朝鮮日報)>
(22/05/16)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)】 2022/05/25 (Wed) 11:55

副題=【「恥ずかしい」ロシア外交官亡命】 侵攻から3カ月 異例の抗議 [ウクライナ侵攻](YouTube・FNN、5月24日)

 こんにちは。


 ふと、某私立高校の校則は一行のみ「恥を知れ」だと聞いたことを思い出しました。

<参考=「【「恥ずかしい」ロシア外交官亡命】 侵攻から3カ月 異例の抗議 [ウクライナ侵攻]」(YouTube・FNN、5月24日)>


【閻魔大王】 2022/05/25 (Wed) 15:00

副題=ウクライナ、喪失領土4分の1奪還 侵攻3カ月 ロシアは支配地域を要塞化(日本経済新聞)


ロシアは、ウクライナに勝手に、侵攻、侵入して来て、支配地域を要塞化<?>

まあねえ、
太古の昔っから、強大なるの国、部族が、弱小者を支配して来たです。
問題は、要塞化されると、攻める、奪還するにも、住人の犠牲が伴うです。
ロシアはそれを見越して、要塞化してるですが。

<図1>
ウクライナ軍は北部や北東部で領土を奪還した



<図2>
北部撤退後、ロシアの支配・侵攻エリアは横ばい



>ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始から24日で3カ月となる。早期の首都制圧とゼレンスキー政権打倒のもくろみが外れたロシア軍は東部や南部での支配地域拡大を狙う。米欧の支援を受けるウクライナ軍は一部で反転攻勢に転じており、いったんはロシア側に占領された領土の4分の1を奪還した。


>ロシアのプーチン政権は2月24日、ウクライナの北、東、南の3方向から攻め込んだ。米シンクタンクの戦争研究所が公開するリポートをもとに日本経済新聞が分析したところ、ロシア軍がウクライナ国土を支配・侵攻した割合が最も高かったのは3月30日前後で全土の約28%(約17万平方キロメートル、侵攻前から実効支配されていたクリミア半島や東部の一部地域を含む)だった。


>ロシア軍は一時は首都キーウ(キエフ)に迫ったが、ウクライナ軍の激しい抵抗に直面、4月上旬までに首都周辺から撤退した。ロシア軍は東部ドンバス地方(ルガンスク州とドネツク州)に戦力を集中させ、5月20日には南東部マリウポリの完全制圧も発表した。南部の港湾都市オデッサの攻略も狙う。

>一方のウクライナ軍には、りゅう弾砲など米欧供与の兵器が前線配備され効果的な戦闘が可能になっている。北東部ハリコフなどで占領されていた集落奪還の動きもみられ、直近のロシア軍支配地域は20%強に縮小した。3月末時点と比べロシア軍の占領地域の4分の1を取り戻した。


>英国防省は23日、侵攻最初の3カ月間で「ソ連の9年間に及ぶアフガニスタンでの戦争に匹敵する死者を出しているようだ」との分析を公表した。1970~80年代の同戦争では1万5000人の戦死者が出たとされる。
ルガンスク州の知事は22日、同州のセベロドネツクに4方向から侵入を図ったロシア軍を撃退したと表明した。戦争研究所は「ロシア軍の東部での22日の前進はごく限られた」と指摘した。

>ウクライナ最高会議(議会)は22日、侵攻後に敷いた戒厳令について、3カ月延長すると決めた。ゼレンスキー大統領はロシア軍を侵攻以前の地点にまで押し戻せば「勝利となる」との見方を示しており、同国は長期戦を覚悟している。

>米国では21日、長期化をにらみウクライナ向けの軍事・人道支援を目的とした約400億ドル(約5兆1000億円)の予算法が成立した。オースティン国防長官は23日、40カ国以上を集めたオンライン会合を開いた。

>米紙ワシントン・ポストによると、新たな支援に地対空ミサイル「パトリオット」が含まれる可能性がある。高機動ロケット砲システム「ハイマース」も供与候補に浮上している。

>専門家の間では、現在のロシアの戦力配置のままではウクライナの防衛線を突破するのは難しいとの見方が広まる。ウクライナ軍は東部イジュームやオデッサ沖合のスネーク島でも奪還に向けた攻勢を強めている。ロシアの劣勢が濃厚になれば、核兵器の使用リスクが高まるとの懸念も拭えない。

>ロシア軍は支配地域を死守する構えだ。ウクライナのレズニコフ国防相は「ロシア軍が(南部の)ヘルソン州やザポロジエ州で要塞化作業を始めている」と指摘している。ロシア軍は支配地域で通貨ルーブルの使用などの「ロシア化」による実効支配の強化を急いでいる。
(並木亮、山田剛、ワシントン=中村亮)

<参考=「ウクライナ、喪失領土4分の1奪還 侵攻3カ月 ロシアは支配地域を要塞化」(日本経済新聞)>
(22/05/24)


閻魔大王】 2022/05/25 (Wed) 19:37

副題=米、ロシア国債の利払い特例を打ち切り…デフォルトの可能性強まる(読売新聞)

債務不履行ねえ。
で、どなんやと。

以降、金貸さんと、するだけなら、どて事、無いです。
ルーブルでも、何でも、刷って、諸経費に使えば宜しいです。
いやねえ、一応は、国家やしねえ。

<参考=「NO.357 続8<ロシアのウクライナ侵攻>「ドンバスの戦い」<?>/マリウポリは<?>」寄稿閻魔大王 2022/04/21 (Thu) 10:08
<副題=露国債「潜在的不履行」 デフォルト懸念で業界団体(産経新聞)>


いやねえ。
以前より、経済制裁での、債務不履行が云々されてるですが。ロシアは、表面的、ビクともしてませんです。


<写真>
イエレン米財務長官=ロイター



>米財務省は24日、ロシアに国債の元利金支払いを認める経済制裁の特例について、予定通り25日で打ち切ると発表した。ロシアが債務不履行(デフォルト)に陥る可能性が強まった。

>特例では、米投資家がロシア国債の元利金の支払いを受けることを25日までは認めるとしていた。

>特例を失効させるのは、ロシアをデフォルトに追い込み、国際金融市場を通じた資金調達を一段と困難にさせる狙いがあるとみられる。米メディアによると、バイデン政権内では特例を延長してロシアに利払いを続けさせ、ドル資金を減らすべきだとの意見もあった。

>イエレン米財務長官は18日、「ロシアはすでに世界の金融市場から切り離されている」と述べており、デフォルトになっても国際金融市場への影響は限定的だとの見方を示している。

>ロシア財務省は20日、27日に支払期限を迎える外貨建て国債の利払いを実行したと発表していた。特例の期限前に利払いを行い、デフォルト回避につなげる狙いがあった模様だ。

<参考=「米、ロシア国債の利払い特例を打ち切り…デフォルトの可能性強まる」(読売新聞)>
(22/05/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T430(Win10Pro64bit)】 2022/05/25 (Wed) 20:39

副題=外国製「神風ドローン」使用の映像、ウクライナ軍が初公開(CNN.co.jp、5月25日)

 こんばんは。


 動画のURLが分からない(ソースコードを読んでないから)ので、CNN.co.jpのサイトを見てください。


> (CNN) ウクライナ軍がロシア軍の標的を狙って外国製の「神風ドローン」を使用する映像を初めて公開した。ウクライナ軍によると、神風ドローンは威力の強い爆弾を搭載し、ロシア軍の戦車に突っ込んで損害を与えることができる。

> 「カミカゼUAV(無人機)はウクライナのSOF(特殊部隊)がロシアの侵略者に対する戦争において継続的に実戦利用している」「これは外国のパートナーの支援が、我々の兵士の訓練やプロ意識と相まって、前線でいかに良い結果を出しているかを物語る好例だ」。ウクライナ軍はそう伝えた。

> 米国は4月に、神風ドローンと呼ばれる「スイッチブレード」100台をウクライナ軍に供与していた。スイッチブレードはポータブル式の小型ドローンで、弾頭を搭載でき、衝撃を受けると爆発する。メーカーによると、最小モデルは6マイル(約9.7キロ)以内の距離にある目標に命中させることができる。

<参考=「外国製「神風ドローン」使用の映像、ウクライナ軍が初公開」(CNN.co.jp、5月25日)>


【閻魔大王】 2022/05/25 (Wed) 23:18

副題=ロシア軍、標的の都市を絞って攻勢…ドンバス地方の大規模包囲から戦術転換か(読売新聞)

ロシア軍も、経験は生かすです。


<地図>



>ロシア軍は25日、ウクライナ東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクへ激しい攻撃を続行した。露軍は全域制圧を目指すドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)で、標的の都市を絞って攻勢をかける姿勢が目立っている。米政策研究機関「戦争研究所」は24日、露軍がドンバスのウクライナ軍全体を大規模に包囲する戦術から転換したとの分析を明らかにした。

>戦争研究所は露軍地上部隊がセベロドネツクの南西約20キロ・メートルまで迫っていると指摘した。進軍速度は遅く、包囲後も攻略に時間がかかるとの見通しを示した。

>ルハンスク州知事は25日、SNSで、セベロドネツクに続く砲撃で市民6人が死亡、8人が負傷したと明らかにした。市郊外では地上戦も繰り広げられているという。ドネツク州知事によると、露軍は同州北部でも攻撃を強化し、24日には、約1万人の住民が残るスビトロダルスクを掌握した。

>英国防省は24日、露軍がセベロドネツク以外の要衝リシチャンスク、ルビージュネを包囲するため攻撃を強化しているとの分析を示した。露軍はこれまで、ドンバス地方の西部を管理するウクライナ軍を広範囲に包囲して孤立させる戦術で全域制圧を狙っていた。

>タス通信によると、セルゲイ・ショイグ国防相は24日、軍事作戦の遅れを初めて認め、「作戦の全任務を達成する」として持久戦を辞さない構えを見せた。

>また、南部ザポリージャ州当局によると、露軍は同州にもミサイルを撃ち込み、民家62棟が損壊し、少なくとも1人が死亡した。

<参考=「ロシア軍、標的の都市を絞って攻勢…ドンバス地方の大規模包囲から戦術転換か」(読売新聞)>
(22/05/25)


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW】 2022/05/25 (Wed) 23:24

副題=強じんでないロシア経済 戦争続けられるのか 欧州の専門家が解説(毎日新聞有料記事、5月24日)

 こんばんは。


 ロシアが負けるなら、プーチンの面子を保つ「落としどころ」が必要かも。


> ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、制裁を科す欧米諸国などは「ロシア離れ」を進めている。フィンランドの研究機関BOFITのイイカ・コルホネン調査部長は、毎日新聞のウェブ取材に応じ、ロシア経済は強固ではないと指摘する。制裁を更に厳しくすれば、戦争を継続できなくなるのだろうか。【聞き手・ブリュッセル宮川裕章】

> ――ロシアの通貨ルーブルは一時下落したものの、持ち直しています。

> ◆そのほとんどはロシア中銀や財務省による通貨管理政策による効果だ。ルーブルは事実上、他の通貨と交換ができない状況になっている。

> ――ロシア経済は、なんとか持ちこたえているように見えます。

> ◆必ずしもそうではない。私たちのデータでは、ロシア国内の需要も生産も相当減少している。例えば3月の自動車生産は前年比で5割落ち込んでおり、崩壊状態と言える。他の製造業でも外国からの部品供給が滞り、生産の継続が難しくなっている。

> ロシアは外国との貿易量のデータの公表を取りやめているが、相手国のデータをたどると、中国からの輸入は4月、昨年末と比べ約50%、台湾、ベトナムからの輸入は7割減っている。米国や日本、ドイツ、フランスからの輸入も激減している。

> ――ロシアの一般家庭にも影響は及んでいますか。

> ◆物価上昇が深刻化している。今年初めと比べ、食料品や電気製品、自動車などの価格は3割から5割上がった。物価全体でも昨年末より13%高い水準だ。食料品の物価上昇は、特に低所得者層に打撃を与える。彼らは収入の多くを食料品に費やすからだ。

> 一方、中間層は外国企業の撤退や外国企業との取引の減少などの影響を受けやすい。今後、失業や転職による所得減に直面することになる。


> 疑問視する「自立性」

> ――ロシアは2014年のクリミア強制編入で経済制裁を受けて以降、経済の自立性を高めてきました。

> ◆輸入品を減らし国内産に置き換える輸入代替政策を進めてきたが、ほとんどのケースでうまくいっていない。自国産品の増加に成功したのは、穀物など限られた分野だ。昨年、ロシアは新型コロナウイルス感染拡大による経済の落ち込みからは回復しているが、それでも国民の平均可処分所得は13年の水準を下回っている。

> ロシア政府は現在、ガソリンやディーゼル燃料などの価格を抑えようとしているが、物価上昇を止めることは難しい。世界の多くの国がロシアとの取引を避けており、外国からの部品供給などの不足に対し、政府ができることは限られている。飛行機の交換部品の不足から、航空貨物便も3月、前年比で8割減っている。

> ――ロシアの企業や国民は厳しい経済環境に慣れているといわれます。

> ◆それは過去の話だ。この20年間、ロシアでは多くのことが変化した。以前は自宅で野菜を栽培するなどして急場をしのいだが、今は都市化が進んで、そのようなことができる人は減っている。多くの人が1年に1度外国旅行を楽しみ、数年で車を買い替えるような中間層の生活に慣れている。


> EUが原油輸入禁じれば大きな影響

> ――欧州連合(EU)が原油の禁輸を検討しています。

> ◆原油輸出からの税収は、ロシア財政の柱となっている。もし原油の輸出が減少すれば、ロシア財政に大きな影響が出る。ロシア政府は欧州からの需要の減少分を中国やインドなどアジアの国々で補おうとするだろうが、すべてをまかなうことはできないだろう。世界の多くの石油関連企業や海運会社、保険会社がロシアとの取引を避けているからだ。ロシア産ウラル原油の価格は欧州の北海ブレント原油より1バレル30~35ドル安い水準で推移しており、ロシア産原油の買い手が減っていることを意味する。もし今後、原油の禁輸が厳しくなるなら、ロシア政府の収入は大きく減少し、戦争の継続を難しくするだろう。

> ――ロシアは中国との結びつきを強めそうですか。

> ◆中国は制裁に参加していないが、中国企業は米当局との関係悪化を望んでいない。中国企業にとってロシアは比較的小さなマーケットでしかない。だが、中国はロシアからエネルギーを買い続けるだろう。ロシアとの間を結ぶ、天然ガスパイプライン「シベリアの力」は供給量の上限にほど遠く、24年までは中国へのガス供給は増え続けるはずだ。撤退した外国企業がロシアに残した資産を狙う中国企業もあるはずだ。


> 伝えられる人材流出

> ――ロシアの国際社会からの孤立化はロシアの経済にどのような影響を与えますか。

> ◆これまで外国企業はロシアに専門知識を持ち込み、研究開発にも貢献してきた。それらの多くが抜け落ちるとなるとダメージは大きい。外国企業との競争にさらされなくなると、ロシア企業の生産性の伸びも低下するだろう。

> ――人材の流出も進んでいます。

> ◆正確な数は分からないが、何万人というロシア人がジョージア(グルジア)やアルメニア、トルコ、イスラエルなどに移住していると報道されている。そして、その中心は、教育水準が高く技能を持った若者や中年層であり、ロシアが本来つなぎ留めるべき、新しい発明をしたり、企業を経営したりする人たちだ。

> ――ロシアのウクライナでの戦費自体も経済の不安定要因ですか。

> ◆ウクライナでの戦闘で、ロシアは多くの戦車や航空機、軍需品を破壊されている。戦争を継続するにはさらに軍備を調達する必要があり、それらは財政の重荷になるはずだ。

> ――ロシア経済は今後、自給自足型の経済に近づいていきますか。

> ◆必要に迫られて、北朝鮮やイランのような経済に近づく可能性がある。外国からの財やサービスが入ってこなくなり、国民の所得や福祉の水準は今よりずっと低下するだろう。

<参考=「強じんでないロシア経済 戦争続けられるのか 欧州の専門家が解説」(毎日新聞有料記事、5月24日)>


<参考=NO.368 続15<ロシアのウクライナ侵攻>当面、膠着状態/ウクライナ軍不利の情報出だした<!>
(22/05/27)