みんながパソコン大王
雑談<NO.193>

みんながパソコン大王
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表題一覧表

NO 表題 起稿 起稿日
雑談NO.194
1944 続<京都>外国人観光客は、来ていりません。一見さん、お断りの真意<?> シバケン 19/12/27
1943 <実在の浦島太郎>紫雲出山の浦島太郎さん。 シバケン 19/12/26
1942 電子レンジ(マイクロウェーヴ・オーヴン)の交換 磯津千由紀 19/12/24
1941 アマゾン、納税方針に転換 法人税2年間300億円 売上高を日本法人に計上(毎日新聞、12月22日) 磯津千由紀 19/12/23
1940 特集ワイド:作家の故・橋本治さんが嘆いた「バカ」の増殖 政治から「恥が欠如」(毎日新聞、2月22日) 磯津千由紀 19/12/22
1939 「出世を放棄すると人間関係はラク」50代の平社員は“いいこと”だらけ(日刊SPA!、4月10日) 磯津千由紀 19/12/21
1938 携帯電話、数題 磯津千由紀 19/12/21
雑談NO.192

NO.1938 携帯電話、数題<起稿 磯津千由紀>(19/12/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/21 (Sat) 21:34

副題=東京デジタルホンからソフトバンクへ、モバイル通信の軌跡を追った(日経xTECH、3月20日)

 こんばんは。


 前世紀末、PDCからIMT2000(3G、NTTドコモではW-CDMAをFOMAと呼ぶ)への転換期、私も技術開発に携わったので、懐かしいです。
 尚、J-PHONEのフルレートを契約してました。写真は、J-PHONEの端末J-PE02。




> ソフトバンクの源流の1つ、東京デジタルホンが携帯電話サービスを始めたのは1994年。2019年の今年で丸25年になる。デジタルホン時代から現在まで、25年の間モバイル技術に関わり続けてきたのがソフトバンク 常務執行役員 モバイル技術統括の佃英幸氏だ。モバイル通信(移動通信)は、利用者数とトラフィックの増加との戦いでもあった。ソフトバンクにおけるモバイル通信の技術開発の歴史を振り返る。


> 少ない加入者を逆手に、「エンハンストフルレート」で高音質

> 東京デジタルホンは1994年、2G(第2世代移動通信システム)による携帯電話サービスを開始した。これを皮切りに、デジタルホン各社とデジタルツーカー各社がサービスを開始。各社はソフトバンクの源流でもある。採用した方式は、NTTドコモが開発を主導した標準規格「PDC」だ。

> 2Gでの課題は、急増する利用者をいかに限られた周波数帯域に収容するかである。1G(第1世代移動通信システム)は通話音声をFMやPMなどのアナログ変調で搬送波に直接載せて送る方式だった。これに対し、2Gは音声をデジタル化することで符号化・圧縮が可能となり、帯域の利用効率は大幅に向上した。

> さらに符号化には、音声波形をそのままデジタル化するPCMなどではなく、人間の発声をモデル化して大幅に圧縮するVSELPという方式が使われた。VSELPのビットレートは11.2kbps。

> だが、VSELPでも利用者の急増に対応できなくなった。そこでVSELPに改良を加え、ビットレートを半分の5.6kbpsに抑えたPSI-CELPが開発された。VSELPを使ったサービスはフルレート、PSI-CELPを使ったサービスはハーフレートと呼ばれた。

> ハーフレートにより収容効率は上がったが、利用者には音質が悪いと不評だったという。そこに目を付けたのはソフトバンクの前身であるJ-フォンだ。J-フォンはデジタルホンとデジタルツーカー各社の新たな社名である(後に各社が合併する)。

> 1999年、新たに始めたのは「エンハンストフルレート」というサービス。「『音の良いJ-フォン』ということで、差をつけようと考えました。無理に帯域を半分にしていたのをやめてフルレートにし、さらに性能の高い符号化方式を採用しました」(佃氏)。採用したのはVSELPよりも性能の高いACELPという方式。

> 一方で、NTTドコモも同時期に同様のサービスを始めている。こちらもVSELPよりも性能の高いCS-ACELPを採用し、フルレートを使った「ハイパートーク」だ。ただ、フルレートを使えるのは帯域に余裕があるときで、利用者が増えてくるとハーフレートを使わなければならない。この点でNTTドコモよりもJ-フォンが有利だった。「ドコモは加入者をいっぱい抱えていました。我々は、帯域当たりの加入者にまだ余裕があったので、そこを狙ったわけです」(佃氏)。


> ホワイトプランで負荷を平準化

> J-フォンは3G(第3世代移動通信システム)の携帯電話サービスを2002年に開始。前年の2001年に同社は英ボーダフォングループの傘下に入り、2003年には社名をボーダフォンに変更した。さらにボーダフォンは2006年にソフトバンクに買収され、ソフトバンクモバイルに社名変更している。

> 3Gの無線方式には主にW-CDMAとcdma2000があるが、J-フォンはNTTドコモと同じくW-CDMAを採用した。KDDIはcdma2000を採用している。いずれもCDMAという技術がベースとなっている。これはコードによってユーザーを区別し、搬送波の広い帯域を複数のユーザーで共用する仕組みだ。

> W-CDMAの最大通信速度はPDCのパケット通信の10倍以上の384kbps。ただ、「10倍になったといっても、PDCのアプリケーションが少し速くなったくらいで、高度化するには全然足りませんでした」(佃氏)。そこで2006年、下りのデータ通信を高速化する「HSDPA」が導入された。HSDPAによるサービスは徐々に高速化が図られ、最終的には下りで最大数十Mbpsになった。

> このような技術で無線区間での高速化が図れても、モバイル通信のシステム全体では、実は端末と基地局の間で確立できるセッション数に限りがあり、そこがボトルネックになっていたという。「当時はエリクソンなどを中心に最高性能の製品を使っていましたが、それでも1セクターで同時にセッションを張れるユーザー数は96までだったと思います」(佃氏)。

> そうした中、ソフトバンクモバイルは2007年、「ホワイトプラン」を開始する。通話が集中する午後9時〜午前1時だけ有料で、それ以外は無料となる定額通話プランだが、実はトラフィック対策の一環として導入した施策だという。「一世を風靡(ふうび)したサービスですが、裏ではトラフィックが苦しいからユーザーのビヘイビアを変えて平準化しようというのが狙いでした」(佃氏)。


> 高次変調で通信できるように努力

> 4G(第4世代移動通信システム)のサービスについて、ソフトバンクは2012年2月にLTEサービス「SoftBank 4G」を開始。ただし、これは上りと下りを時間で分割するTD-LTE(AXGP)を使ったサービスである。上りと下りを周波数で分けるFD-LTEを使ったサービス「SoftBank 4G LTE」は、iPhone 5の発売に合わせて同年9月に開始した。

> LTEでは、互いに干渉しない多数の搬送波(サブキャリア)を使って同時にデータを送るOFDMAという方式により、3Gよりも大幅な広帯域化と周波数利用効率の向上を実現した。12個のサブキャリア(15kHz幅)と1msのサブフレームを1単位のリソースブロックとし、これをユーザーごとに割り当てる。この際、干渉などの電波環境をみて、QPSK、16QAM、64QAMという3種類の変調方式を使い分ける。1個の信号(シンボル)でそれぞれ2ビット、4ビット、6ビットを運べる。つまり64QAMを使えば最も高速になるわけだ。

> ただ「変調方式でビット数を上げると、ノイズに弱くなるんです」(佃氏)。このため、例えば新宿のようにたくさんの利用者がいるところで、基地局を高密度に打って干渉が発生しているところでは、変調の速度が上がらないという。「我々オペレーターはいつも利用者が高次変調で通信できるように干渉の抑制などを一生懸命やってきました」(佃氏)。


> 干渉対策に有効なMassive MIMO

> 干渉の抑制という意味で、今後最も期待できるのが5G(第5世代移動通信システム)の基本技術である「Massive MIMO」だという。ソフトバンクでは2016年から、Massive MIMOを4Gのサービスにも取り入れている。

> Massive MIMOは、LTEや無線LANなどで使われているMIMOの進化版で、数十個から100個以上ものアンテナ素子を使ってデータを同時並行に送受信する。ビームフォーミングによって余計な干渉を抑えられる。「利用者が高密度に存在し、同時にリクエストする環境下では、アップリンクの干渉によって高次変調がかけられずスループットが上げられないんです。容量が足りなくて速度が出なかったわけではありません」(佃氏)。ビームフォーミングで干渉を避ければ、高次変調を使った高速通信が利用できる。

> 課題は、Massive MIMOのアンテナが大きい点だという。「(アンテナを設置する)ビルのオーバーの方々に負担をかけないような装置を作らなければいけません。サプライヤーにフィードバックもしながら、いろいろとアイデアを投入しつつ5Gに向けて準備しているところです」(佃氏)。

> ここまでみてきたように、世代交代が進み技術が発展してもモバイル通信の課題は共通している。ソフトバンクの例にみても、周波数利用効率の向上やトラフィック対策など、長年にわたる努力が垣間見えた。中には奇策のように思えるものもある。今後も斬新なアイデアで快適なモバイル通信に向けチャレンジしてほしい。

<参考=「東京デジタルホンからソフトバンクへ、モバイル通信の軌跡を追った」(日経xTECH、3月20日)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2020/01/05 (Sun) 01:18

副題=「スマホなしシニア」3000万人を狙うドコモの秘策 知ってトクするモバイルライフ 石野純也(毎日新聞「経済プレミア」、3月12日)

 こんばんは。


 私は前世紀からスマートフォンを使ってましたが、流行ってきたので(笑)、やめました。
 母(89歳)は旧型の「らくらくスマートフォン」を使ってますが、スキル不足で追加アプリは入れてません。
 私は、au端末の東芝biblioが不調になったので、フィーチャーフォンにするか韓国LG製のシニア向けスマートフォンにするか決めかねています。
 尚、此の記事が書かれた後、政府の規制で端末価格の値引きが大幅に少なくなってます。


> NTTドコモが富士通コネクテッドテクノロジーズ製(FCNT)の「らくらくスマートフォン ミー」を発売。3月6日からテレビCMも開始し販売を強化する。シニア向けの端末で、通常のモデルよりメニューのボタンが大きく、文字が押しやすい。

> 高機能なスマホと同様に人工知能(AI)機能も取り入れた。電話内容を解析して振り込め詐欺の疑いがあったときに警告を出したり、花にカメラを向けると、その花の種類を識別したりといった機能にAIを活用。専用のサポートセンターにつながるメニューも内蔵する。


> シニア向けスマホは有望な市場

> FCNTがシニア向けのスマートフォンを開発する理由の一つは、この市場が有望なためだ。同社の高田克美社長によると「60歳以上のシニアはスマホを持っていない方がまだ3000万人いる」という。携帯電話を持っている人の中での従来型携帯電話の使用比率は7割だ。ドコモの川口達哉マーケティング戦略担当部長も「団塊の世代はまだまだたくさんの方がフィーチャーフォン(従来型携帯電話)を使っている」と口をそろえる。

> ただ、スマホを買わない根本的な原因を解決しなければ、買い替えは進まない。川口氏によると、現状で満足していることや、端末代、料金が高くなること、用途が分からないことが、スマホの買い控えにつながっているという。

> これに対し、ドコモではらくらくスマートフォンを割引プランの「ドコモウィズ」の対象にして料金を下げたほか、ドコモショップでスマホ教室を開き、使い方も指導してきた。スマホ教室には「延べ4万4000人にお越しいただいた」(高田氏)と、シニア世代にも好評を得ている。このような施策でスマホを使うハードルを下げようとしている。


> 「口コミ」で広げてもらいたい

> ただ川口氏は「スマホ化を加速するには、これだけでは足りない」と言う。そもそもスマホの必要性を感じていない人には、いくら料金を下げたり、サポートを手厚くしたりしても効果は見込めない。そこでドコモは「口コミ」を広げるため、「60歳からのスマホプログラム」を用意した。

> このプログラムに加入するとヘルスケアアプリを通じてもらえるdポイントが増えるほか、映画や宿泊、レジャー施設などで割引を受けられる「dエンジョイパス」(月額500円)が最大13カ月間無料になる。さらに、FCNTが提供するシニア向けの交流サイトを活用した特典も用意するという。

> 健康増進や趣味、交流サイトでの活動にスマホを活用してもらい、「シニアからシニアにスマホのよさを伝えてもらう」(川口氏)というのがドコモの狙いだ。らくらくスマートフォン ミーも、こうした活動を後押しする機能を充実させた。花の種類を識別する機能はその一つで、他にも健康管理機能として、血管年齢やストレスなどを測定できる「脈波センサー」を搭載。このデータに加え、歩数や歩く速度を一元管理できるアプリも内蔵した。


> 他社も狙うシニア市場

> らくらくスマートフォンは、従来型携帯電話の「らくらくホン」と合わせ、累計3000万台以上(出荷ベース)が売れており、ブランドの浸透度もこの分野ではトップクラスだ。

> だがこの分野は他社も狙っている。ソフトバンクは、サブブランドのワイモバイルが発売する「かんたんスマホ」を迷惑電話撃退機能に対応させた。格安スマホのトーンモバイルは、子どもとシニアに特化した端末やサービスを開発してシェアを伸ばす。シニア市場でのライバルはどんどん増えているので、ドコモやFCNTもうかうかとはしてはいられない。

<参考=「「スマホなしシニア」3000万人を狙うドコモの秘策 知ってトクするモバイルライフ 石野純也」(毎日新聞「経済プレミア」、3月12日)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2020/01/06 (Mon) 20:39

副題=ガラケーに「2020年問題」発生、設計仕様に潜んでいた不具合の真相とは(日経xTECH、1月6日)

 こんばんは。


 あらあら。


> 日本の携帯大手がかつて開発に注力していた多機能型携帯電話のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーの中に、時計やカレンダー機能が2020年以降に対応していない機種があるとの報告がユーザーから相次いでいる。2020年1月1日になると、時計が「0月0日0時0分」を指して動かなくなったりカレンダーが2000年に戻ったりするという。いわば「2020年問題」ともいえる症状だ。

> 報告はいずれもKDDIと沖縄セルラー電話が2000年代後半に発売したソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製の端末に集中しているもようだ。2006年に発売した「W43S」や2007年発売の「W53S」、2008年発売の「W64S」や同機種をベースにした「S002」のユーザーが、「時計が0時0分で止まった」といった症状をソーシャルメディアに投稿している。

> いずれの機種も3G(第3世代移動通信システム)までにしか対応していない。このためKDDIが2022年3月末に3Gサービスを終了すると携帯電話としては使えなくなる。KDDIは「ユーザーの報告などで事態を把握した。メーカーに問い合わせ、原因の調査や対応の協議を始めた」(広報部)としている。現象が起こっている機種の特定も進めているという。

> ただし、対象機種である「W43S」の製品マニュアルを見ると、開発時に発見できなかったバグではなく、製品の仕様である公算が大きいことが分かった。マニュアルの「日付・時刻の設定」の説明では、日付と時刻の入力範囲が「2000年1月1日から2019年12月31日まで」となっているからだ。当時のガラケーの機種変更のサイクルや3Gサービスの寿命などを考慮して、2020年以降もこれらの機種が利用されることはないと判断した可能性がある。

<参考=「ガラケーに「2020年問題」発生、設計仕様に潜んでいた不具合の真相とは」(日経xTECH、1月6日)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2020/01/07 (Tue) 00:39

副題=デジタル:ガラケー、根強いニーズ(毎日新聞、4月11日)

 こんばんは。


 フィーチャーフォンで充分、フィーチャーフォンは使い方が難しくない、・・・。


> <くらしナビ・ライフスタイル>


> スマートフォン(スマホ)が普及するなか、従来型のガラパゴス携帯電話(ガラケー)と呼ばれる端末の人気も根強い。利用料金の安さのほか、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が面倒といった「スマホ疲れ」も背景にあるようだ。


> ●2台持ちが主流

> 「月平均で200~300台売れています。スマホとの2台持ちで、通話でガラケーを使いたいという人が多いですね」。東京都千代田区の中古ガラケー専門店「携帯市場神田本店」を運営する中古携帯買い取り・販売会社「携帯市場」(東京都)の店舗事業部マネジャー、横山朝美さん(34)が説明する。2017年11月の開店以来、販売台数は右肩上がりで伸びている。

> 主な購入者は40~50代の男性。仕事用や、子どもにスマホは持たせたくないが連絡用に、と購入する人が多い。スマホを持っている20~30代の男性で2台目用に購入していく人も。「月々の料金が安い、本体が丈夫、バッテリーの持ちがいい、というのが利点。ツイッターでトラブルになり、しばらくスマホを使いたくないという10代もいた」と横山さん。北海道や九州から訪れる客もおり「操作が簡単なので機械に支配されている感じがない」といった声も。

> 同社が今年2月、10~60代の計600人にネットで調査を実施したところ、「スマホの利用をやめたいと考えたことがある」人が33%いた。年代別では10代の48%が最も高く、次いで20代の44%だった。スマホ利用者の割合が高い若い世代ほど「脱スマホ」を考えたことがあるようだ。「ガラケーが良かったと思うか」という質問に「思う」は38%。世代別でも、10代を除く全世代で3割を超えた。

> スマホは、14年に音声中心の利用だったガラケーの契約数を上回った(MM総研調べ)。携帯大手3社は、ガラケーの多くが対応している第3世代(3G)通信のサービスを順次終了する。KDDI(au)は22年3月末、NTTドコモは20年代半ばに終了予定。ソフトバンクは今年11月末で位置情報など一部のサービスを終了するが、完全終了の時期は未定だ。NTTドコモによると、昨年12月末現在の3G回線契約数は約2368万。KDDIとソフトバンクは公表していない。

> 携帯電話の通信サービスは平成の30年間でめざましい進化を遂げた。1970年代後半は音声通話のみのアナログ携帯電話が主流だったが、90年代に第2世代(2G)が登場し、メールや画像の送受信が可能に。01年に3Gが始まると動画にも対応、10年代前半には、より高速の第4世代(4G)が登場した。現在は、さらに10倍以上高速な「5G」の研究が進んでおり、NTTドコモは20年に商用サービスを開始する予定だ。


> ●スマホに疲れ

> 各社はガラケーと同じ形状だが、スマホのように基本ソフトを搭載した通称「ガラホ」と呼ばれる携帯電話を販売している。いずれも4Gでガラケーより通信速度は速い。スマホと違い、使えるアプリはもともと端末に入っているものに限られる。「『スマホの機能はいらない』『ボタンがないと困る』といったお客様や、つながることを強制されるスマホに疲れた、という若い人もいる。一定のニーズがあるため今後も販売は続ける」(KDDI)

> ITジャーナリストの石川温(つつむ)さん(43)は「ビジネスマンやシニア層にはガラケーのニーズがあるので、5Gが始まっても通話とメールのみというシンプルなものは存在するのでは」と推測する。

> 重要なのは、自分のライフスタイルに合わせて機種や料金プランを選ぶこと。石川さんは「こんな使い方がいい、という正解はない。月々の通信料金は適正か、一度見直してみることも必要」と指摘する。【川畑さおり】

<参考=「デジタル:ガラケー、根強いニーズ」(毎日新聞、4月11日)>
<消滅・24/04/15>


【磯津千由紀(寫眞機廢人)@ThinkPad T520(Win10Pro64bit)】 2020/01/20 (Mon) 01:36

副題=KDDIも4割値下げ データ通信が月7ギガ1980円から(毎日新聞、5月13日)

 こんばんは。


 情報が少し古いですが。


> KDDI(au)は13日、データ通信が月7ギガバイトまでの携帯電話料金プランについて、従来の契約より最大4割値下げすると発表した。家族3人以上で利用するなど条件を満たせば、1人当たり月額1980円から利用できる。6月1日から提供する。NTTドコモも4月、通信料金を最大4割値下げする新プランを公表しており、携帯各社による値下げ競争が激化してきた格好だ。


> 新プランでは、利用したデータ量に応じて、月額2980円から3段階に分けて料金を設定した。

> また、これまで携帯電話の端末代金と通信料金が一体化したプランは月額6000円だったが、新プランで一連の条件を満たすと3480円に引き下げられる。【鳴海崇】

<副題=「KDDIも4割値下げ データ通信が月7ギガ1980円から」(毎日新聞、5月13日)>


NO.1939 「出世を放棄すると人間関係はラク」50代の平社員は“いいこと”だらけ(日刊SPA!、4月10日)<起稿 磯津千由紀>(19/12/21)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/21 (Sat) 22:55

 こんばんは。


 管理職になると、神経をすり減らすは、仕事量は多いは、時間外手当は付かないは。


> ―[会社員人生の終活]―

> 少子高齢化が進む昨今、長く働き続けることはもはや必然に。かつての「働き方」がいよいよ微塵も通用しなくなるこれからの時代、60歳以降の人生を確実に乗り切るうえで必要となるものとは一体? 経歴よりも資格よりもずっと重要となる「サラリーマン生活の適切な終え方」ここに考察する――。


> 出世よりも、あえて現場社員を極める
> 田中正雄さん(仮名・55歳)年収700万円

> 目先の昇進や花形部署への転身は丁重にお断り。そうして世間一般の会社員とはあえて逆の道を進むことで、定年後の生き残りを狙うのが、大手通信会社でシステムエンジニアとして働く田中正雄さん。 「僕は人付き合いも苦手で、40歳を迎える頃には、すでに『自分の出世の限界』が明確に見えていました。ただ、妻子もいるし、住宅ローンもまだ20年近く残っている。そのため、今の会社でともかく長く居座れる方法を模索しました」  そこで田中さんが目指したのが、「一生働ける現場社員」だ。 「一度管理職になると職歴やプライドから、再雇用されたとき、一平社員に戻されることに抵抗を持つ人が多い。でも、現場社員でいると決めてしまえば、変なこだわりも生まれないし、会社側からも変わらぬ戦力として重宝されます。問題は、スキルが古くなること。ずっと現場で働けるように最新の専門スキルをキャッチアップするように心がけています」  また、再雇用で気になるのが、職場での人間関係。だが、この点でも田中さんは戦略的だ。 「一度出世を放棄してしまえば、人間関係はラクですよ。同期や後輩を妬むこともないし、素直に応援してあげられるから、相手からも嫌われない。上司にも変に反発しないので、疎まれることもありません。『あの人は敵じゃない』と思われるような中立的な立場を維持することで、マイペースに立ち回れるようになります」


> 70歳まで働くためにハードワークを避ける

> そして、定年後も長く働くために、田中さんが何よりも心を配っているのが健康面だ。 「40代中盤までは出張なども多く、かなりハードワークだったんですが、『少なくとも70歳まで働くなら、体にできるだけ負荷をかけたくないな』と思い、昨年希望を出して、比較的緩いプロジェクトに担務変更させてもらいました」

> こうした異動希望も出世を気にしてないからできること。「会社員人生の終活」を考えるうえでは、田中さんのように「長く・細く」働き続けられる人こそが、究極の勝ち組なのかもしれない。 【プロの視点】 「何歳になっても、素直に上の言葉に従い、現場で一兵卒として働ける人は貴重な戦力。こういうタイプの人は、再雇用に応募しても、妙に卑屈にならず、飄々と働き続けられるはず。ただ、定年後、収入自体は確実に下がるので、生活費を見直し、低コストな生活を始めましょう」(経営コンサルタントの中沢光昭氏)

> ―[会社員人生の終活]―

<参考=「「出世を放棄すると人間関係はラク」50代の平社員は“いいこと”だらけ」(日刊SPA!、4月10日)>


NO.1940 特集ワイド:作家の故・橋本治さんが嘆いた「バカ」の増殖 政治から「恥が欠如」(毎日新聞、2月22日)<起稿 磯津千由紀>(19/12/22)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/22 (Sun) 00:41

 こんばんは。


 今の国会等は目に余るものがあり、「まともな議論」が行なわれておりません。


> この人に「遺言」という言葉は似合わない。1月29日に肺炎で亡くなった作家、橋本治さん(享年70)は、声高に主張したり、論破したりしない人だった。なのに、さらっと出てくる比喩や冗談が聞く者に新たな学びを促す不思議な力があった。小説執筆の傍ら書き続けた時評に作家はどんなメッセージを残したのか。安倍晋三首相については、政治家としての姿勢に常に疑問を投げかけていた。大作家の言葉を掘り返した。【藤原章生】


> 書店の橋本治追悼コーナーには「バカ」という文字が目立つ。「『バカにバカ』って言っても通じないこの国で」(ちくま新書)「『バカ化する世界』の正体」(集英社新書)。いずれも新書の帯にあるコピーだ。橋本さんがよく使った「バカ」という言葉の定義は「たとえ世界が終わっても」(2017年、集英社新書)に何度か出てくる。

> 「バカ」とは<自分が社会の小さなひとコマで、社会の上に乗っかって生きているんだという「地動説」ではなく、自分の頭の中で社会が回っている「天動説」の中で生きていて、社会と切り離された「根拠のない自我」だけが勝手に膨らんでしまった人たち>(一部略、以下同)を指す。

> 自分をどこまで突き放し客観視できるかが大事だと言っているように思える。時代論が好きだった橋本さんはよく、1980年代以降、自我がふくらんだ人が急増したと語っていた。

> 「たとえ世界が……」は橋本さんの語り下ろしだが、集英社新書編集部長の樋口尚也さん(56)によると、工夫が一つあったという。「橋本さんに書き下ろしをお願いしたら、16年春に『世代も違い、言葉も伝わらない人たちとやりとりすることで自分の考えを整理したい』と提案されたんです」。問答を本にする場合、編集者の問いは無記名にするのが常だが、この本には2人の聞き手が実名で出てくる。橋本作品を読み込んできたライターの川喜田研さん(53)と昭和の記憶がない若手編集者、穂積敬広さん(34)だ。橋本さんの時代論を彼らがどこまで理解できるのか。読者の前に色合いの違う二層の緩衝材を置いた形だ。

> <何日も喋(しゃべ)った後で(二人の)感想を聞くと「ああ、私はなんのために貴重な時間とエネルギーを使ったんだろう」という徒労感がないわけじゃないけど(笑)>と橋本さんの嫌みが時折挟まれるので、読み手も難しい箇所で一服つけやすい。

> 社会建設という言葉が死語になったように、自分が社会、世の中の担い手であるという考えがほとんど消えたのが80年代という話など、昭和以降の日本人の意識の変化を語る中、橋本さんが聞き手の穂積さんを批判する場面が出てくる。

> <ホヅミ君の疑問の持ち方って、ある傾向があるんだ。私は今の日本社会のあり方に文句言ってるだけで、あなたを責めてるわけでもない。でもまるで自分の生き方を批判されたみたいに「なぜですか?」って来るじゃん。世の中は自分の外側にあって、世の中が動けば、自分も動くことがあるし、動かないこともある。ズレやギャップがある。それが普通の考え方なの。でも、あなたは世の中と自分がシンクロしてるの。「世の中はそうだけど、自分は関係ないな」っていうより、「自分がこうなら、世の中もこう」っていう考え。だから「世の中」が丸ごと自分の頭の中に入っちゃうの>

> 誰かが「日本人批判」を展開すると、「違う」とムキになって反論する人が時々いる。その人が批判されているわけではないのに、自分のことを言われたと思ってしまう。バブル以降、そんな人が増えてきている現実を橋本さんは「バカ」という言葉で食い止めようとしたように私には思える。世の中でも国でも性別でも、自分が属している「塊」の外に君はいていいんだよ。塊との間にズレを感じながら、つかず離れず、斜に構えていていいんだよ、とでも言うように。

> それができない人をあえて「バカ」と呼んだのは、バカは恥という感覚がまだ残っていると思っていたからだった。だが、私とのインタビューで橋本さんは「でももう、バカは恥という感覚さえも日本人から消えつつある」とこぼしていた。

> 15年7月のインタビューで橋本さんは、無知が笑いのタネになる風潮をこう話していた。

> 「テレビの場合、『物を知らない人が笑えて面白い』というふうになったのは80年代ですから、バブルとともにみなバカになったと考えれば間違いないですね。貧乏と闘う知恵と教養を身につけることを『バカじゃないの』って言う人が増えてきたころです」

> ドラマでも漫画でも父親の存在感が消え、戦後派の文学が売れなくなり、軽薄短小と言われた時代。人はなぜ「バカでもいい」と思うようになったのか。橋本さんの答えはこうだ。

> 「一種の許しでしょ。勉強できないってことで抑えつけられて萎縮していた人が、『それでいいじゃないか』となったんですよ」。急激な変化に見えるのは経済が影響している。「すごく簡単な話だと思います。バカの方が数が多いから、バカを相手にした方が商売になるんです。絶対そうだと思う。映画を見ても大人が見る映画ってどんどんなくなったじゃないですか。あんちゃんとねーちゃんの恋物語かへんてこりんな陰湿な話しかないっていう、そういうのを好む人が多いんです」

> そこまで言うと橋本さんは話を「恥」の方に移した。

> 「物を知らないとみんなが幸せになれるっていうとんでもない風潮ができあがったもんで、かつて日本社会にあった恥の文化がもうないんです。町を歩いている人がマイクを突きつけられて、とんでもない間違いを言っても平気で笑っているじゃないですか。あれを見ると、恥ってのはこの国になくなったんだなって思いますよ」

> 恥の欠如は政治の世界でより顕著になったと橋本さんはぼやいていた。15年5月の衆院平和安全法制特別委員会での議論でそれがはっきりわかったと話していた。民主党(当時)の辻元清美議員が戦争で起こりうるさまざまな危険性について論じている時、安倍首相が飛ばした「早く質問しろよ」というヤジに橋本さんは「とにかく驚いた」。

> 「戦争については総論を立てなきゃ話にならないという前提があるのに、安倍総理がそれを理解していないばかりか、下品なヤジを飛ばす。みなもう物を考えるのを放棄して、恥ということがわかんなくなってるんだなあと思いましたね。議論ができるかできないかの問題ではなく恥の問題ですよ。少しばかり知性、理性のある人なら、あんな下品なことは言わないですよ」


> 近未来も今の状態だらだら続く?

> 橋本さんの言葉は活字にするときついが、言われた方がふてくされたり反発したりしない包容力がある。「天動説」と言われた編集者の穂積さんは「強い口調ではなく普段のトーンと変わらず、『そんなふうに見えるんだけどなあ』という感じで言われてました」と振り返る。「今読み返しますと、言われたことが納得できるし、新たに、これは何を言っているんだろうというところもあります。納得はできても簡単には通じ合えないということも橋本さんは言いたかったのかなと今は思います」

> 橋本さんの「バカ論」からは「今の自分に甘んじず、もっと勉強せよ」というメッセージを感じるが、身近な人はそう受け止めていない。「思いつきで世界は進む」(19年、ちくま新書)として出版された連載コラムや10冊近くの本で橋本さんを担当してきた筑摩書房の吉崎宏人さん(57)は「もっと勉強しなきゃとは言いませんでした。ただ、ぼやいているだけでしたね」と語る。ぼやきは「子供のころから世間に違和感があって、それをずっと書いてきたところがあるような気がします」と言う。

> 「すごく大きな人で。会社のことなど、私のくだらない愚痴を忙しいのに熱心に聞いてくれるんです。会えば誰もが好きになっちゃう人で、葬儀でも橋本先生の思い出話でみんな笑っちゃったんですよ。先生の物まねが上手な人もいましてね。本当は小説だけに専念したかったんですけど、時評の方が売れるんで、注文もあって書いていたんだと思いますね。毒舌が多いんですけど、嫌な感じはしないんですよ。基本的に論争しない人でしたから」

> 争わず、誰でも受け入れるような人ではあったが、ある女性学者との対談企画に招かれ「5分で席を立って帰ったこともありました。その人と合うか合わないかはすぐわかるみたいです。基本、批判から入る人やバツをつける人が嫌いで、とにかくマルをつける人でしたから」と吉崎さんは話す。

> 世の中、どうすれば良くなるかという私の問いに橋本さんはこう答えた。

> 「(知性を重んじない)短絡した方向にやけくそになって行くか、ちょっと待てよって踏みこたえて、今までのことをもういっぺん考え直さなきゃって方向に行くかですね」

> どちらに向かうかは予測しなかったが、吉崎さんは橋本さんの答えを小説の中に見ている。2046年、まだ生きている橋本さんらしき元作家の独白でつづられる「九十八歳になった私」(18年、講談社)のことだ。大震災後の東京は年寄りばかりで復興が進まず、超高層ビルの間に段ボールハウスが並ぶ「へんてこりんな街」で、人をなめきった人工知能に囲まれて暮らす中、政治は相変わらず解散、総選挙を繰り返し、「がんばろう、日本!」などと叫んでいる。

> 「あれを読むと、近未来も世の中は今の状態がだらだら続いている感じですね」。橋本さんが繰り返し言ってきたように「世界を救えるポスト資本主義など何もない」まま時代は下り、ただただカオスのままなのか。

<参考=「特集ワイド:作家の故・橋本治さんが嘆いた「バカ」の増殖 政治から「恥が欠如」」(毎日新聞、2月22日)>
<消滅・24/02/24>


NO.1941 アマゾン、納税方針に転換 法人税2年間300億円 売上高を日本法人に計上(毎日新聞、12月22日)<起稿 磯津千由紀>(19/12/23)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/23 (Mon) 02:26

 こんばんは。


 アマゾンジャパン(amazon.co.jp)は、日本に税金を払うように方針変更していたのですね。
 従業員が数名を想定した「合同会社」ですので、委細は非公開ですが。
 尚、ビデオのレンタル(ストリーミング動画配信)などは、Amazon(amazon.com)が販売してるので、日本に税金は落ちませんけど。


> インターネット通販世界最大手アマゾン・コムが、日本国内の販売額を日本法人の売上高に計上する方針に転換し、2017年と18年12月期の2年間で計300億円弱の法人税を納付していたことが22日、明らかになった。従来、日本の取引先との契約は米国法人が結び、売上高も節税効果が見込める米国に計上。日本での税負担を軽減しているとの批判があった。日本事業を拡大するため適切に納税する方が得策と判断した。

> 複数の関係者が明らかにした。日本法人のアマゾンジャパン(東京)は以前、米国の親会社から業務委託報酬を受ける形で事業を運営し、収益を低く抑えていた。しかし外国法人が契約主体では医薬品や医療機器販売に参入できず、他にも日本で事業を展開する上で制約が多くなっていた。アマゾン・コムは日本だけでなく他の一部の国でも適切に納税する方針を取りつつある。

> 現在の日本法人は16年5月に、通販業務を支援する会社と物流機能を担う会社が統合して設立された。このころから国内で日本法人が取引の契約主体となり、17年12月期決算以降は通期で日本法人に売上高を計上する方針に転換した。

> 日本法人は合同会社で決算を開示していないが、関係者によると法人税は17年、18年とも百数十億円を納付した。過去最高の売上高を見込む19年12月期はさらに増える見通しだ。

> 日本法人が唯一開示した決算は14年12月期で、売上高は316億円、法人税は4億円だった。米本社の資料によると、同じ14年12月期の日本事業の売上高は79億ドル(約8600億円)に上り、大きな開きがある。

> 一方、成長著しいクラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」や動画、電子書籍などデジタル商品は引き続き日本法人ではなく米国法人に売上高を計上。これらを含む18年12月期の日本事業の売上高は14年の2倍弱の約140億ドルに膨らんでいる。

> 巨大IT企業を巡っては、売上高を法人税率の低い国で計上する節税策が問題視され、これを防ぐ「デジタル課税」の議論が進んでいる。(共同)

<参考=「アマゾン、納税方針に転換 法人税2年間300億円 売上高を日本法人に計上」(毎日新聞、12月22日)>
<消滅・20/01/06>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/30 (Mon) 12:43

副題=米IT、日本で直接納税 アマゾンが法人税150億円納付(日本經濟新聞、12月29日)

 こんにちは。


 アマゾンジャパンだけではないようですね。


> 米IT(情報技術)大手が日本で納税を増やし始めた。アマゾン・ドット・コムの日本法人が2018年12月期に約150億円の法人税を納めていたことが分かった。4年前の10倍超とみられる。以前は日本事業の収益を米国などで計上して納税額を抑えたが、事業を日本法人中心に改めた。グーグルやフェイスブックも世界各地で対応を進める。デジタル経済に合わせた課税ルールの議論が進むなかで、IT大手自身も対応を急いでいる。

> 関係者によると、アマゾンの日本法人は17年12月期と18年12月期に、それぞれ約150億円の法人税を納付した。日本法人は情報開示が少ない合同会社に移行したため納税額の推移は分からないが、株式会社だった14年12月期の決算公告によると当時の日本法人2社合計で約11億円だった。

> アマゾンの日本事業の売上高は14年の約79億ドル(約8600億円)から18年に138億ドルと7割増えた一方、納税額は10倍超になった。日本企業の納税額と比べるとローソン(19年2月期で143億円)などが近い。

> アマゾンの納税額が急増したのは、日本のネット通販事業の契約主体を米本社から日本法人に変更したためだ。以前は日本法人は米本社の補助的な業務を担当しているとされ、計上する収益も小さかった。日本事業を日本法人が直接担当することで、課税対象の収益が増えたとみられる。

> アマゾンジャパン(東京・目黒)は日本経済新聞の取材に対し、「以前から、すべての国で支払う義務がある税金を納めている」と回答した。一方、関係者によると、日本の国税当局はアマゾン側にビジネスの実態に即した納税手法に改めるよう要望していたという。

> グーグルとフェイスブックも同様の動きを見せる。グーグルは19年4月から、主力の広告事業で日本法人が日本国内の契約を結ぶことにした。以前は日本の事業の大半はシンガポール法人が契約し、日本以外で売り上げも計上していた。今後は日本法人の収益や納税額が増える可能性が高い。

> フェイスブックの日本法人は納税方針について「見直しを検討している」と話す。日本など米国以外での売り上げを税率が低いアイルランド法人に一括計上してきたが、米本社は17年12月に「今後は各国で税金を支払う」との考えを示した。

> ネット事業は各国に工場などを構えなくても海外展開でき、低税率国に利益を集めやすい面もある。税引き前利益に対する税負担の割合は、日本の上場企業が19年3月期で平均28%なのに対し、米ITは10%台だ。

> 一方、国境を越えた節税に積極的な米ITには「税逃れ」との批判も強い。経済協力開発機構(OECD)と20カ国・地域(G20)は多国籍企業の税逃れを問題視し、国際的な課税ルール整備の報告書を示した。G20は20年までに「デジタル課税」に関するルール作りを進め、仏など独自に課税を強化する国もある。

> 米IT大手は日本で納税を増やすだけでなく、各国で対応を進めている。アマゾンは19年9月に英国で納税額を自主的に公表した。英国の事業規模は日本と近く、18年の納税額は2億2千万ポンド(約310億円)だった。国際的なルールが厳しくなり過ぎないように、協力的な姿勢をアピールする狙いもありそうだ。

> ただ、今後も日本での納税額が増えるかは不透明だ。国税庁出身の山川博樹税理士は「データ分析技術の使用料などで米本社への支払いがかさめば、利益の多くが移され、納税額も限られる可能性がある」と話す。トランプ政権の減税策で米国の法人税の実効税率は大半の州で30%を切り、海外子会社からの利益移転もしやすくなっている。

<参考=「米IT、日本で直接納税 アマゾンが法人税150億円納付」(日本經濟新聞、12月29日)>


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2020/01/06 (Mon) 20:12

副題=日本経済を揺るがしかねない「アマゾン・エフェクト」の脅威(ITmediaエグゼクティブ、12月23日)

 こんばんは。


 盛んに言われてることですが。


> 米インターネット通販大手アマゾン・コムの急成長で、既存の小売店が閉鎖・倒産に追い込まれる「アマゾン・エフェクト」が日本にも及び始めた。


> 米インターネット通販大手アマゾン・コムの急成長で、既存の小売店が閉鎖・倒産に追い込まれる「アマゾン・エフェクト(効果)」が日本にも及び始めた。百貨店や総合スーパーが苦境に立たされているだけでなく、ネット通販の普及で価格競争が激しくなって物価が伸び悩み、デフレ脱却を阻む要因の一つにもなっているという。一方、企業のペーパーレス化で青息吐息だった製紙業界は、ネット通販普及に伴う段ボール需要の増加で息を吹き返しつつある。アマゾンは疫病神か、救世主か…。


> ショールーミング

> 「競争環境の変化にもう少し早く気づけばよかった」

> 総合スーパーと百貨店事業で約3000人の削減を伴う大幅なリストラに踏み切るセブン&アイ・ホールディングス(HD)。井阪隆一社長は10月の記者会見で、ネット通販の普及などで苦境に立たされた悔しさをにじませた。

> ネット通販はスマートフォンやパソコンで気軽に注文でき、低価格を売りにしているため、最近の消費者はネット通販価格を頻繁にチェックしている。小売店では実際の品物を手に取って品質を確認するのみで、ネット通販で買い物をする「ショールーミング」が広がっており、百貨店やスーパーはこうした消費行動の変化に苦しめられた可能性がある。

> 傘下のそごう・西武は地方の5店舗を閉鎖、2店舗を縮小し、残すは首都圏を中心とした10店のみとなる。イトーヨーカ堂は33店舗を整理対象とする。

> 百貨店業界をめぐっては今年、伊勢丹府中店(東京都府中市)など全国で10店舗超が閉店。閉店数が2桁となるのはリーマン・ショックで景気が減速した平成22年以来、9年ぶりだ。


> 米国でネット通販猛威

> ネット通販は宅配業者の人手不足が急成長の足かせになるとの指摘もあるが、ニッセイ基礎研究所の井上智紀主任研究員は「宅配ボックスや(通販の荷物を玄関前などに置く)『置き配』の普及といった受け取り手段が多様化すれば、不在時再配達などの手間が少なくなり、伸びる余地はある」と分析する。

> 経済産業省によると、個人向け電子商取引の国内市場は急成長している。モノのネット通販に、ネット経由の旅行などのサービス購入、音楽などのデジタル配信を合わせると、30年の市場規模は約17兆9800億円と22年の2.3倍。消費額全体に占める電子商取引の割合も22年の2.84%から6.22%に高まった。10%を超える米国より低いものの急拡大している。百貨店や総合スーパーの“受難”は今後も続きそうだ。

> ネット通販が既存の小売店を淘汰するアマゾン・エフェクトは、既に米国で本格化している。

> 小売り大手シアーズHDや高級百貨店チェーン「バーニーズ・ニューヨーク」のほか、低価格衣料品店を展開するフォーエバー21などの経営破綻(はたん)が相次ぐ。衣料品は試着が必要なため店舗優位とされてきたが、アマゾンも柔軟な返品サービスなどを拡充している。UBS証券は2018~26年に閉鎖が見込まれるのは7万5000店と予測した。


> 物価押し下げも

> 「ネット上で一国全体あるいは全世界の価格を見て購入できることになり、モノやサービスの価格が上がりにくくなっている」

> 日本銀行の黒田東彦総裁は平成30年6月の記者会見で、物価が伸び悩む理由についてこんな見解を示した。その数日後、日銀は、ネット通販の拡大が生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価指数を0.1~0.2ポイント程度押し下げる要因となっているとの推計を公表。特に、競合の激しい日用品や衣料品の分野では、0.3ポイント程度下押しする圧力になっていると試算した。ネット通販の価格は、消費者物価の対象には入っていないが、既存の小売業が割安なネット通販に対抗して値下げするため、物価を押し下げると分析した。

> 同研究所の斎藤太郎経済調査部長は「消費者物価指数にネット通販価格が含まれていない分、実態の物価押し下げ効果はもっと大きい」と分析する。

> 日本だけでなく、他の先進国でも好景気なのに物価は伸び悩び、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン前議長は「ミステリー(謎)」と評したほどだ。

> 生産性の向上や原油価格の下落など複合的要因とみられるが、アマゾン・エフェクトも物価伸び悩みの要因と考えられている。日本総合研究所の試算では米国では物価上昇率を0.1ポイント程度下押ししているという。アマゾン・エフェクトはさまざまな分野に影響を及ぼしつつある。


> プラス効果も

> アマゾン・エフェクトには悪影響だけでなく、プラスの効果もある。

> まず、消費者はネットで簡単に割安な商品を手に入れやすくなった。さらに、店舗に出向くことなく24時間いつでも買い物でき、早ければ注文当日に商品が届く。

> ネット通販の急成長を背景に、宅配需要の増加に伴って物流センターの新・増設は盛んだ。製紙大手4社の令和元年9月中間連結決算は、通販向け段ボール需要の増加などで4社全てが増益となった。

> アマゾン・エフェクトは日本や世界の産業構造を大きく転換させつつある。日本総研の安井洋輔主任研究員は「政府が主導し、小売業の余剰人員を再教育して介護や医療、ITなど成長産業に移すべきだ」と指摘する。

> 小売業はこのまま衰退してしまうのか-。

> 令和元年9月、東京・日本橋にオープンした台湾の有名書店「誠品生活」は、書籍や生活雑貨といったモノ消費と、料理教室や吹きガラス体験などコト消費をうまくミックスし、消費者を呼び込んでいる。

> 同研究所の小方尚子主任研究員は、小売店の目指すべき姿をこう指摘した。

> 「生鮮品でなければ、ネットに太刀打ちしにくい。来店しないと楽しめない売り場を作り、消費者を引き付けられるかが鍵だ」(経済本部 藤原章裕)

<参考=「日本経済を揺るがしかねない「アマゾン・エフェクト」の脅威」(ITmediaエグゼクティブ、12月23日)>
<消滅・20/06/20>


NO.1942 電子レンジ(マイクロウェーヴ・オーヴン)の交換<起稿 磯津千由紀>(19/12/24)


【磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)】 2019/12/24 (Tue) 01:13

 こんばんは。


 電子レンジが故障した。
 アマゾンジャパンからモニターサンプルとして貰って2~3年ぐらいか、アイリスオーヤマのオーヴン機能とスチームオーヴン機能付きの自動の多機能モデルである。




 修理には日数が掛かるが電子レンジが長期にわたってないことは不便だし、オーヴン機能等は不要なので、リサイクルショップPickUPにて中古の4950円の東芝の手動で単機能のT-E17B・60Hzを買ってきた。
 当初パナソニックの22リットルの1万円ぐらいの新品を買うつもりだったが、財政緊縮の折17リットルの中古にした。


NO.1943 <実在の浦島太郎>紫雲出山の浦島太郎さん。<起稿 シバケン>(19/12/26)


【シバケン】 2019/12/26 (Thu) 00:47

実は、この浦島太郎さんを見た事あるです。
正確には、お会いしたですが<笑>

イヤ、息子共、小学生時代と、思うですが。まあ、つまり、30年程経つかと。
記事では、現在95歳故、当時には、60代。当方なら、40代。
確かに、お爺さまで、浦島太郎の格好しておられ、まだ、ご健康で、生きておられたになるです。

イヤイヤ、嫁はんの里<四国、香川、詫間町>に行ってた時、義母が、浦島太郎さんを、見に行くかと、近くの山、紫雲出山に連れてってくれたです。

近くも、山の入り口までは、車で行ったですが。車でも、5分程度で、行けるです。
山は、小高いの山で、まあ、歩いて、10分哉で、頂上。

「紫雲」とは、行者が臨終のとき、仏が乗って迎えに来られるの雲で、まあ、極楽浄土に連れてって呉れるの雲とでも。

>昔話「浦島太郎」ゆかりの地名が残る香川県三豊(みとよ)市詫間町には昭和、平成、令和と3つの時代にわたり活躍する「浦島太郎」がいる。3代目・浦島太郎の山田要さん(95)。浦島太郎に指名されてから髪とひげを伸ばしており、玉手箱を開けた後の浦島太郎を思わせる風貌は大人気だ。

>11月下旬、三豊市観光交流局の事務所がJR詫間駅近くに移転したのを記念する式典が開かれた。羽織はかま姿の山田さんは乙姫役の女性と出席し、山下昭史市長らとテープカットに臨み、移転を祝った。

>近くの保育所に通う子供たちが「浦島太郎」の歌を披露する姿に目を細める山田さん。その後、子供たちと記念写真に納まった。

>後日、山田さんを訪ねると、スーツ姿で迎えてくれた。背筋はぴんと伸び、白髪は丁寧に束ねられている。ループタイの飾りの鼈甲(べっこう)のカメが、ひときわ存在感を放っていた。

>浦島太郎を引き継いで3代目となったのは昭和58年、旧詫間町(現・三豊市)の病院で看護師をしていた58歳のとき。当時の町長に頼まれたのがきっかけだ。山田さんは「祭りで浦島太郎の仮装をしたのが目にとまったようだ」と振り返る。

>瀬戸内海に突き出た旧詫間町の荘内半島には、浦島太郎が生まれたとされる「生里(なまり)」、玉手箱を開けた「箱」、玉手箱から立ち上った煙が紫色の雲になってたなびいた「紫雲出山(しうでやま)」といった浦島太郎にまつわる地名がある。このため町は浦島伝説に着目し、人を呼び込もうと観光振興に力を入れた。

>旧詫間町内を歩けば、浦島太郎にまつわる物があちこちにある。竜宮城を模した公衆トイレや街灯、バス停。橋の欄干には、浦島太郎の像が飾られ、マンホールのふたは、カメの背に乗る浦島太郎のデザインだ。JR詫間駅前には、砂浜で子供たちにいじめられていたカメを浦島太郎が助ける場面を再現した像も設置されている。

>衣装は自前、浦島太郎になりきる努力

>そんな町で浦島太郎に就任した山田さん。「当初は七三分けの髪形だったので、浦島太郎になりきるためにかつらを手作りした」と思い返す。妻が衣装の羽織などを用意してくれ、山田さんも釣りざおや玉手箱、腰みのを自作した。髪とひげが伸びるまでには、3年ほどかかったという。

>浦島太郎になって以降は、カメラを持って町内にある浦島伝説ゆかりの地を訪れ、知識を深めた。「保育所や幼稚園で話をする機会が多かったので、何を聞かれても答えられるようにするため」と説明する。

>旧詫間町は平成18年、周辺の6町と合併して三豊市となった。その影響で山田さんの出番は減ったものの、年に数回はイベントに参加。今年も祭りやスポーツ大会に花を添え、交通安全キャンペーンでは、啓発グッズを手渡した。

>浦島太郎の秘訣は健康管理

>「髪がなくなったら引退するつもりだった」と話す山田さんだが、活動を始めて36年。新聞やテレビにも取り上げられ、これまでに登場した記事をとじたスクラップの厚みは数センチになった。

>浦島太郎のイメージを守るため、健康管理には注意している。「耳は遠くなったけれど、体力はある」。手足をもんだり動かしたりすることが健康の秘訣(ひけつ)といい、「血行がよくなるんだ」と笑顔を見せる。

>イベントで出会った参加者に、記念として手製の飾りなどを配っている山田さん。筆者にも貝と木で作った置物をプレゼントしてくれた。

>貝殻の外側には「寿」の文字が書かれ、内側には釣りざおを手にしたカラフルな浦島太郎のイラストが。木の台座の裏には、力強い文字で「令和元年 浦島太郎」と記されていた。

<参考=「浦島太郎は“実在”した 95歳で3代目」(産経ニュース)>


NO.1944 続<京都>外国人観光客は、来ていりません。一見さん、お断りの真意<?><起稿 シバケン>(19/12/27)


【シバケン】 2019/12/27 (Fri) 00:20

<参考=NO.1932 <京都>外国人観光客は、来ていりません。


副題=祇園界隈が、外国人観光客で一杯で、マナー違反続発<!>


少々、古い話に成るですが。
過日<12月8日・日>には、「ビートたけしのTVタックル」で、現状を放映してたです。
その記事発見故、紹介するです。

ここで、「祇園」とは、「花見小路」の事です。
「花見小路」とは、「通り名」です。
所謂の、「八坂神社」の祇園社<祇園>の界隈であると、申せば、良いの哉と。

そこは、所謂の置屋、お茶屋とかとか、舞妓が諸般の芸事を習うの、お師匠さんの家もあり致しまして。
一種独特の雰囲気漂う界隈。

での、
コメンテーターの1人が、奇妙なるの事、申したです。
祇園は、一見さんお断りの、敷居の高い地域で、京都の人も、近寄り難いの地域也と。

果たして、この言、正解かと、なれば、半分正解、半分的外れ。

確かに、この界隈、京都の人にとって、近寄り難いの地域ではあるです。
確かに、所謂の、一見さんお断りの、何ちゅうかの、先の通りの、置屋、お茶屋、お師匠さん宅多く。

での、
何故に近寄り難いかを、簡単に説明するなら、大人の遊び場であり、それを、置屋、お茶屋と、称してるですが。
例えばの話の、我々、只の人が、早々には、用事は無いです。

但し、当方、一度だけ、用事があって、行ったです。
弥栄会館に、「歌舞練場」がありまして。
そこで、オランダの画家、「フェルメール」の展示会があったです。
見に行こかと、大学時代の、学友2人と、3人で。数年前です。北海道旅行の打ち合わせを昼間にしまして。京都駅前、「京すいしん」で。
<注=主たる、宴会等の、17時開店の、「酔心」の隣。こちらは、11時半開店。>



以外なら、用事で行った事は無いです。
但し、「八坂神社」のあるの、四条通りを一寸、西にで、「花見小路」ですので、そらね、物見遊山、興味本位、見学がてらに、チラとは、通ってるです。

オッとの、コレ、近年の事に非ずの、当方、京都市在住の頃の事。
そんな感覚にて、2度や、3度、花見小路を歩いてるです。特段の、歩くだけ。

その当時からは、50年程経つですが。観光客なんか、まあ、居てませんです。観光するの界隈に非ず。

では、観光ねえ。何を観光する<?>。
舞妓なんか、そんなに頻繁に出歩いてませんでして。
舞妓を見るなら、「花見小路」を歩かずとも、四条通り、大和大路、高瀬川、先斗町界隈、歩けば、偶には、見るです。

さての、
モ一発の、この界隈なるは、所謂の、遊び場でして。
但し、金持ちの、でして。
舞妓、芸子なるは、謂わば、小さい時から、芸事等々、住み込みで、その手、教育受けた、超の、高級ホステス。

一見さん、お断りも、糞も、金持ちの道楽でして。
芸者を呼び、遊べるの資金無くては、お話に成らず。
では、幾ら出せば、遊べるかは、知らんです。
知らんですが、新入社員の1箇月の給料では、不足。そんな額、払えるのもんかと。

モ一発の、一見さん、お断りも、或る程度の方で無くてはなと。
どこぞの、ぼったくりバーで、もめるよな、ではなと。
要は、イザの、金の支払いで、ゲと、青ざめるよ、ではなと。
当方なら、青ざめ、卒倒するです。

<参考=「NO.1932 <京都>外国人観光客は、来ていりません。」寄稿シバケン 2019/12/14 (Sat) 01:27



>■京都発!ついに罰金!舞妓パパラッチ問題のその後

>以前、番組でも取り上げた舞妓パパラッチ問題。
>いまだに外国人観光客の舞妓さんを無断撮影する問題は日々悪化しているという。
>舞妓さんによると“腕を組まれたり、付きまとわれたり”などの被害を受けていると言う。
>この問題に対し町の協議会の太田氏は「観光客お断り!祇園は観光地ではない」と言う。

>そんな中、先日ついに祇園町南側地区まちづくり協議会は、「私道での撮影を禁止する高札やポスターを設置」(無許可撮影で罰金1万円)。
>撮影禁止に法的拘束力はないう。現状を取材してみると…

>太田氏によると、少しは効果は出ているとの事。
>看板はあくまでも抑止力との事で実際に罰金徴収されたケースはまだないと言う。
>京都市は英語と中国語を話せる監視員を巡回させ注意を促している。
さらに外国人観光客に対しスマホを無料で貸し出し、祇園に近づくとマナー情報の自動受信など様々な対策も取られ始めたが、その効果は…?

>市と街が一丸となって取り組んでいる外国人観光客問題!
>一体、祇園の街はどうなっていくのか?

<参考=「ビートたけしのTVタックル」(朝日放送・2019/12/8)>

<関連>
<参考=NO.1830 「観光公害」深刻 京都・祇園で新対策案 マナー違反注意するスタッフなど(毎日新聞、2月15日)


【シバケン】 2019/12/27 (Fri) 09:34

副題=そもそもが、一見さん、お断りの、オモテナシ

一見さん、お断りの反対語なるは、お馴染みさん大歓迎のオモテナシ。

そもそもが、必ずや、女将が諸般、案内するです。
まあねえ、ファミリー・レストランやあるまいにの、この手のに、大入り満員の、客は、来ませんですが。

オッとの、くれぐれもの、当方承知、聞いてるの範囲の話なれど。
そらね、そんな超の高級店と、するのか、敷居、跨いだ事が無く。店内、チラ見した事も無く。
よて、敷居が高く。


聞き及ぶの話、
そらね、一見さんでは、その客の氏素性、年齢、職業、お住まい、趣味嗜好解りませんです。
回を重ねる事で、女将が、客等より、聞き出し、調べ上げの、自身のデーター・ベースに加えるです。
逆には、それに合わせた、オモテナシを致すです。

まあねえ、当然と、言えば、当然。
それだけの、金掛かるです。
その分、秘密厳守。
この手の舞妓なり、女将、店の使用人から、客は誰は、出ても、どんな遊びをしたか、等々の話は出ませんです。

どこぞの、ホステスや、姉ちゃんや、あるまいにの、こんな、あんなと、文春が喜ぶの醜聞は、出ませんです。
下手な場面、写真が文春砲で、出ても、その女性が、そです、あですと、話一切の致さぬ故、自然消滅するです。

要は、祇園花見小路等々、その手の界隈。

そらねえ。
今成金が、ドカンと現金、手にして、上げて呉れも、大方は、断られるです。
氏素性が、解りませんでして。
この意味、わかる怪の、その手、筋の方なら、別途の客に、迷惑掛かるです。
ンの、成金で無くの、金持たずで、来られるの方、あったりしてね。
踏み倒しも、困るの事よと。

お馴染みさんなら、住所、承知故、現金無くとも、ささ、どぞと。

での、
この界隈、色町。
とは、称してるですが、遊郭街に非ず。
行けば、わかるですが、下手したら、何屋か、わからんの家々ばかり。

一言で、申せば、遊郭街をば、昼間でも、ウロウロするに、気が退けるですが。この界隈、気は退けんです。

モと、申せば、実際は知らんですが。
この手の置屋なりが、裏で、その筋とは、通じてませんです。
それこその、一見さんでも、大歓迎の、遊郭街に非ず。

いやねえ。
そんな意味からは、よくぞ、その長い歴史で、その筋、排除で、色町を運営して来たなあと。
しかも、女将、つまりは、女性が主の、でして。


オッとの、敷居が高いの話。
そら、敷居は高いで、当然の、値が違う故、我々風情が、気紛れで、小金手にして、上がるの気にも成らず。

そして、再度の、色町でして。
この界隈、歩く、ウロウロするに、気は退けずともの、まさかの、一見さんで、置屋に入るは、気が退けるです。
要領、勝手も、知らんのに。

付け加えるなら、
ここらで、履き物脱いで、下駄箱えは、客は致さんです。
そのまま、そもままに、女将の案内で、しかるべくの、部屋の方えと。

では、帰りはと、なればの、ご心配無用の、自身のが、玄関に、あるです。
要は、下足番の姿すら、見せず。
とは、当たり前の、聞き及ぶの話。


【シバケン】 2019/12/30 (Mon) 02:10

副題=そもそもが、危険が一杯の、夜の京都。ならばの、舞妓が1人で、お呼びの先様え、行けるですか<?>

その昔より、
舞妓は基本1人で、しかるべくの移動してるです。
当然の、場合により、複数で。

お呼びが掛かるは、基本、夕方。帰るは、夜の遅く。下手したら、未明。
まあねえ、当世なら、車がある故、客なりが、帰りは、送って呉れるがあるかも、なれどの、その昔に、それは、無いやろなあと。知らんですが。
そもそもがの、道中、そんなに遠方に非ずもあるですが。

呼ばれた先様えの、往復で、暴漢に、HENTAI、奇人変人、暇人、その筋の、刺青した兄さんにでも、襲われてみい。
引っ張られたり、着物を汚されてみい。ましてやの、タバコを袂に入れるなんか、想像絶するの所業。

まあ、詰まり、当方、申すは、暴漢、HENTAI、奇人変人、暇人、その筋の、面々以下の、外国人旅行客と言えまして。
そらねえ、長い歴史で、そんな事、あってみい、忽ちにして、その文化、稼業衰退するです。
成り手が、無くなるです。そんな危険な職業なら。

そもそもがの、
我々、旅行先で、民族衣装着た方に、触ったり、するは、考え及ばんです。
その国の、文化、歴史を尊重する故。

まあ、詰まり、暴漢、HENTAI、奇人変人、暇人、その筋の、以下の、なめてやがるです。
日本の、京都の、文化、歴史を。

よて、外国人旅行客は、来ていらんと。

がしかしの、どこぞのアホウ、コメンテーターが、入場料取ったらと。
へえと。
取って無いを知ったの、ドの付くのアホウが、取って無かったのですかと。
ゲと。
ゲは、当方。
コレ、先刻の、「ビートたけしのTVタックル」での発言なれどの、聞いて、ビクリしたです。

そもそもがの、花見小路等々、只の道で、市道。その界隈をば、通行止めにして、入場料なんか、トンでも、でして。
そもそもがの、観光地と、見てませんです。
精々が、一寸、風情あるの、単なるの界隈。

参考までに、この界隈、祇園花見小路えの、観光客には、入場料取ればと、抜かしたは、議員崩れの、料亭に行けるの発言の、杉村太蔵君。
一寸は、勉強してから、発言せよ。

入場料、取って無いのですかは、名は知らんの、アホな女性コメンのテーター。
これも、勉強不足に過ぎるです。
そこらの姉ちゃんでも、あるまいにと。一応は、テレビで、発言するの方でして。
アホばかり、呼んで、出演させてたら、あきまへんえ。
の、「あきまへんえ」は、舞妓言葉。


シバケン】 2019/12/30 (Mon) 23:47

副題=花見小路通りには、実際に、行けばわかるです。

まずは、
京言葉の事については、別途、気が向けば、致そかと。
イヤ、当方的、申せば、可成りの誤解があるよに、伺われ。

先刻の、「あきまへんえ」。
舞妓言葉と、したですが。
そらねえ、舞妓だけに非ずの、結構、使われてるは事実。されどの、コレ、一般的に使うの怪と。

ンの一般的ねえ。この範疇難しく。
通常なら、
「あかんえ。」
「あかんぞ。」

最初のは、女性で、後のは、男であるは、わかるですが。
「あきまへんえ。」と、そこらの女性が発したならばの、気取ってるよにも、伺えて。
この辺りの表現、形容するに難儀するですが。要は、京都弁の強調でありの、意識して、京都弁を使てるの感致し。
いやらしさを、さえ、感じるの事、あるです。
舞妓故、許されると、するのか、情緒あって。
と、申せば、又、語弊あって。厄介なると。

そもそもがの、例えばの話の、「どすえ」なんかの、言い方、そこらの女性が使うの筈が無く。
使うと、どなるかと、申せば、ンの、水商売の方かと。思われかねず。
の程度で、止めておくです。


イヤ、
花見小路界隈に、外国人観光客が、立ち寄るは、重々のわかるです。
所謂の歓楽街に非ずの、派手な看板無く、ネオン無くの、観光客さえ、ドと、入らねば、閑静なる界隈。
まあ、言うたら、京都情緒に溢れた、家並みでして。

そらねえ、河原町通りは、新京極通りは、木屋町の、極の一部は、派手、派手でして。歓楽街とは、申さんですの、繁華街。
先斗町<通り名>は、料理屋なりが、多く。されどの、入り易い店と、入り難い店混在。
そもそもがの、道幅狭く、自転車でもが、走って来たら、よけねばならず。まあねえ、その自転車程度なら、走れるの幅。

ここも、観光客なりが、フラリと、歩きたがるの界隈でして。されどの、道幅狭い分、昔より、通行人多く。これは、多分なら、日本人旅行客が多いかと。
現在の状況知らんですが。

イヤ、
どちにしろ、花見小路と、先斗町とは、所謂の、その筋の面々には、縁遠く。
1人で、歩いてて、用心、用心、火の用心の、心配無用。

余計なるの話の、木屋町は又、雰囲気異なりまして。
まあ、言うたら、極普通の飲食店多く、飲み屋多く。その分、酔客多く。その筋のも、混在の危惧あるの哉と。
まあね、酔客なんか、相手せねば、どて事、ありませんですが。

とするのか、当世なら、むしろ、訳のわからんのが、怖く。
されどの、京都市内中心部なら、大通りで無いのなら、夜の遅くに歩いてても、危険は感じてませんです。

理由、超の簡単の、道幅狭く、家々ビシリ。
何かあれば、大声出して、援軍、求めるが出来るです。

その点、亀岡なんか、どなんやろねえ。当方的、どこも、夜道1人で歩くは、危険を感じるです。
何かあって、大声出して、誰か、出て来て呉れるの怪と。

いやねえ。
京都市内も、このところ、民宿専門のマンション建設多く。マンションでは、大声出して、さての、どなんやろねえ。
おまけで、出て来たのが、外国人では、言葉通じず。

とかとか、
特に、言葉使いの件、当方の超の主観です。
申してるは、京都弁なるは、余りに過度に使うと、京都人でも、いやらしさを感じるです。
結構、この手の方、おられまして。
それは、水商売の方は、ある意味、商売でして。
この判断をば、超の主観と、申してるです。


【シバケン】 2020/01/08 (Wed) 10:14

副題=<観光公害>遠の昔に、臨界点突破してる<!>

こんな京都は、どなんや<?>

行くところ、行くところ、観光客で一杯
バスは大入り満員で、立ちっ放し。
下手したら、乗れずで、次ぎのバスまで、待たねばならず。

嵐山の、渡月橋を渡るにさえ、順番待ち。
何の店か、行列が出来てたりで、好っきやなあと。
当方、並ぶの嫌でして。

での、
筆者殿、ゴミ問題で、観光客に袋持たせてと、されてるですが。
それが出来るなら、最初っから、ゴミ袋持参してるです。
当家なら、必ずや、ゴミ袋持参で、外出してまして。

「たとえば、観光客にゴミ袋を渡し、道すがらゴミを拾って一定分量集めれば、観光施設の無料パスがもらえるといったふうに。もちろん、地元民がゴミを率先して拾い、美観につとめることこそが、地道かつもっとも効果的な方法ではあるが(むろん、多くの地元民がやっている)。」


又、
「「規制」よりも「共生」の模索こそが、京都のブランドを高めることになるのだと思う。」
と、されてるですが。
当然にして、理想なれどの、生活習慣の異なるの外国人観光客でして。
永住なり、或る程度の年月、滞在されるのなら、別なれどの、観光客との共生は難しく。
それよりも、日本人が、悪しき、慣習を見習ってまして。
歩き喰い、飲みしてるです。
その手のは、それが、格好悪いとは、露程にも、考えず。又、残余のゴミをどするの怪と。そこらに、ポイ捨てするに決まってるです。


>2018年の京都市への観光客数はインバウンドを含め5275万人で、観光消費額は3年連続で1兆円を突破した。だが、日本人宿泊客数は4年連続で減少している。ジャーナリスト・僧侶で京都在住の鵜飼秀徳氏は「近年の京都の混雑ぶりは異常。しかも悪質な観光公害が後を絶たない。京都は日本人から敬遠されるようになっている」という——。

>京都市民の堪忍袋の緒が切れそうな「観光公害」
ふるさと自慢になって恐縮だが、京都の紅葉には心底うっとりとさせられる。私は1年半前に24年ぶりに東京から、故郷の京都にUターンしてきたが、四季の移ろいを五感で味わえる生活に、何よりの贅沢ぜいたくを感じている。

>しかしながら、四半世紀前と比べて京都が様変わりし、失望した面があるのも事実だ。

>それは、いわゆる「観光公害」である。自坊は観光客でごったがえす嵯峨・嵐山地区にあり、観光客の急増に伴う「危うさ」を身にしみて感じている。地元住民の生活に、大きな影響が出始めているのだ。

>随分、改善されてきてはいるものの、観光客の「マナー」の悪さは依然としてある。それは、「ゴミのポイ捨て」「樹木を折ったり、落書きしたりするなどの破壊行為」「大声を出す」「路上駐車」「車道で写真を撮るなどの交通妨害」「私有地への無断立ち入り」「舞妓さんなどへの付きまとい」など、挙げればきりがない。

>京都名所に“自分の名刻む”世界のバカ観光客

>インスタ映えするスポットとして有名な「竹やぶのトンネル」は、小刹のすぐ近く。数年前までは日が暮れれば、地元の男性も寄り付かない「危険な道」だった。今では夜10時を過ぎても、真っ暗闇の竹やぶを歩く観光客の姿を見かけることがあり、ぎょっとさせられることしばしばだ。

>しかし、これは危ない。

>当該地は観光客が食べ残したゴミ箱の中の残飯を漁あさって夜間、イノシシが出る。イノシシに遭遇するのはまだいいほうで、むしろ「不審な人間」のほうが怖かったりする。痴漢・暴漢などによる「事件」がいつ起きないとも限らないので、私は気を揉もんでいる。

>当地では、器物損壊などの犯罪行為も生じている。美しい竹の肌が、人為的に傷つけられているのだ。鍵やナイフなどの鋭利なもので名前やマークなどが刻まれている。マジックで書かれたものもある。この小径には、竹穂垣と呼ばれる高さ2mほどの垣根があるが、その垣根を壊して手を伸ばし、竹に落書きしているのだ。

>一部の竹は緑色のガムテープを貼って隠しているが、まるで絆創膏ばんそうこうのようで痛々しく、美観上、みっともない。

>傷つけられた竹にガムテープが貼られている

>私が数分歩いて確認しただけで英語や中国語、ハングルなど外国人の手によるものと思われる傷が多数、確認できた。日本語での落書きも少なくなかった。「嵯峨野の竹林を守ろう」との立て看板の真横に生えている竹には、あたかもその文言に挑戦するかのごとく、竹の上部から下部まで傷が付けられ、ボロボロの状態だ。傷ついた竹を見るたび、悲しい思いになる。

>マジックで書かれた竹も

>傷が付けられた竹はそこから腐食して、枯れてしまう可能性もある。もはや、マナーの問題ではなく犯罪行為なので、警察にはきちんと捜査してもらいたいものだ。


>舞妓さんに付きまとい、庭の苔を踏みまくる外国人

>ところ変わって花街で有名な祇園の花見小路では、舞妓さんが外国人に追い回され、写真を撮られるなどのマナー違反で困惑しているという。舞妓さんの襟にタバコを入れられるなどの、信じられない被害も報告されている。

>小刹のような寺院の場合、もっとも困るのが庭の苔コケを踏まれることである。杉苔が踏まれると枯死してしまう恐れがある。自由に庭を見ていただきたいとは思うものの正直、立会いなしでの外国人の参拝は、不安がよぎる。できれば、観光ガイドと一緒に参拝していただきたいとも思う。

>私はこの1年で複数の外国人旅行者に対し、「苔を踏んではいけない」と注意している。すると、すぐに謝っていただけるケースがほとんどだった。「おもてなし」のお礼として、お布施を賽銭箱に入れていただくケースもあった。双方、コミュニケーションをはかりながら、観光マナーのリテラシーを高めていくことが大事だと思った。

>1990年ごろの観光客数は年間3500万人、今や6年連続5000万人超
観光客の増加は、それそのものは京都にとっては良いことだ。歴史的にも「観光ありき」の京都だからだ。観光消費額は3年連続で1兆円を突破。京都市は雇用誘発効果を18万8000人としている。近年の経済的なメリットは計り知れない。

>しかし、それも過剰になり、「公害」にも発展すれば、観光する側、受け入れる地元側双方にとって不幸である。

>少し観光に関する数字を紹介しよう。バブル期にあたる1990年ごろ、京都の観光客は年間3500万人ほどだった。この頃、嵐山界隈は外国人の数はさほどではなく、日本人のみで混雑していた記憶がある。

>当時問題になっていたのは、タレントショップの乱立である。まるで原宿・竹下通りのようなありさまだった。嵐山の景観を台無しにする酷ひどさであったが、全てのタレントショップが一掃されたのが数年前のことである。

>ようやく嵐山らしい風情が戻ったと、ホッとしたのもつかの間、京都市は2000年に観光客5000万人構想を発表。すると、計画より2年前倒しの2008年には目標を突破する。2018年の京都市への観光客数は5275万人で、6年連続で5000万人を超えている。近年の京都の混雑ぶりは異常だ。

>ライトアップで昼も夜も観光客がウロウロ徘徊

>京都において、もっとも宿泊数の多い月(2018年)は紅葉の時期の11月だ。日帰り客と宿泊者客を合わせた総数の最多月は3月である。

>しかし近年の傾向として、年間を通じて「常に観光客が多い」と感じる。

>2003年、観光客が1年を通じてもっとも少なかった2月の186万人に対し、同年11月では666万人。その差は3.6倍もあった。それが昨年は7月の383万人に対し、3月の531万人とその差が1.4倍に迫っている。

>大混雑する嵐山の中心部。天龍寺前

>したがって、常に観光客が名所をウロウロしている状態だ。夜かなり遅い時間でも、生活道路に入り込んでくる。私は、「ライトアップ」が原因ではないかと思っている。いま京都の寺は見回せば、猫も杓子も「ライトアップ」している。観光客の方々が喜んでくれるのはよいが、同時に迷惑している地元民がいるのも確かだ。観光客増に乗じた寺院の、安易な商業主義が透けて、私は素直に歓迎できない。

>韓国人観光客は「消えた」が、インバウンドはここ20年で10倍以上

外国人旅行客(インバウンド)に目を転じれば、2000年台初頭は40万人程度にすぎなかったが、2018年の外国人旅行客の総数は、450万人と過去最高を記録した。インバウンド増の背景には、特に米国の有力な旅行雑誌であり、世界の旅行市場に影響力をもつ『トラベル・アンド・レジャー』誌の影響が大と言われている。同誌の読者アンケートで、京都は7年連続ベスト10入りを果たしている。

>しかし、今年は目に見えて韓国人旅行客が「消えた」。言わずもがな、日韓の政治対立が原因である。京都に訪れる国別の観光客数は中国(117万人)、台湾(66万人)、米国(43万人)、韓国(30万人)、オーストラリア(21万人)。韓国旅行者が激減しているのは確かのようだが、それを感じさせないほど全体の客足が増えている印象がある。

>京都では宿泊施設が建設ラッシュだ。宿泊施設の客室数は、2016年は3万室にすぎなかった。「国際観光都市にしては宿泊施設の数が少ない」と言われていた京都だが、わずか3年で4万6000室にまで増加。現在は、飽和状態で、空室も目立ってきているという。

>無許可営業の違法民泊も増えている。今年5月までに通報のあった2518施設が行政指導を受けた。違法民泊は指導を受けると営業許可を取る手段には出ず、さっさと営業をやめるという。金儲けをするだけして、問題が発覚すればさっさと逃げる。京都を「草刈り場」にするような行為であり、実に悪質である。

>日本人宿泊客数は2014年以降、4年連続で減少

>外国人は増えているが、肝心の日本人宿泊客数が減っていることが心配だ。2014年以降、4年連続で減少している。また、修学旅行客も減っている。2017年に112万人であった修学旅行者が翌2018年には95万人にまで減少している。京都は、日本人からは敬遠されてきているのだ。

>いったん増えた観光客を、減らすことはほぼ不可能だ。だとするならば、観光客のマナー向上に向けてアイデアを絞るべきだ。

>たとえば、観光客にゴミ袋を渡し、道すがらゴミを拾って一定分量集めれば、観光施設の無料パスがもらえるといったふうに。もちろん、地元民がゴミを率先して拾い、美観につとめることこそが、地道かつもっとも効果的な方法ではあるが(むろん、多くの地元民がやっている)。

>「規制」よりも「共生」の模索こそが、京都のブランドを高めることになるのだと思う。

>鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)
>浄土宗僧侶/ジャーナリスト
>1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業。新聞記者、経済誌記者などを経て独立。「現代社会と宗教」をテーマに取材、発信を続ける。著書に『寺院消滅』(日経BP)など。近著に『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』(文春新書、12月20日発売)。一般社団法人良いお寺研究会代表理事。

<参考=「外国人を集め日本人に敬遠される「京都」の未来」(PRESIDENT Online)>


【シバケン】 2020/01/11 (Sat) 23:54

<補足>


<参考=「NO.1944 続<京都>外国人観光客は、来ていりません。一見さん、お断りの真意<?>」寄稿シバケン 2019/12/30 (Mon) 23:47

上記の、
>まずは、
>京言葉の事については、別途、気が向けば、致そかと。
>イヤ、当方的、申せば、可成りの誤解があるよに、伺われ。

上記の、事柄について、
下記<参考>の板にて、投稿。

<参考=NO.1956 「はんなり」「おばんざい」は、でっち上げの京言葉<?>


<参考=NO.2364 <再度の>一見さん、お断りの話/ツケの文化<?>